仕事のストレスでうつ病を発症する人は非常に多いのが現状。

 

仕事中にうつ病を発症してしまった場合、休職すべきなのか、それとも継続して仕事するべきなのか、仕事歴における段階をもとに解説していきます。

 

 

就職されて間もない時期にうつ病に罹ってしまった方。

 

お仕事に就かれてから、1年~2年でうつ病になってしまった方。この年代だと「医者から○ヶ月間の自宅療養を要する」という診断書を出されたならば、遠慮せずに会社に診断書を提出してゆっくりと休養を取って下さい。

 

この年代の方は、場合によっては上司としっかりとコンタクトが取れていなかったり、コンタクトがしっかり取れていたとしても、慣れない仕事を一生懸命頑張ってきて疲れてしまった方が多いのではないかと思います。うつ病になってしまったのはあなたが悪い訳ではないのです。

 

今までの一生懸命な姿勢でちょっと全体的に疲れてしまっただけです。会社の方も診断書を持って行っても、無理してでも来いとは絶対言わない筈です。今までの1年・2年の苦労をここで捨ててしまっては本当に勿体無いです。

 

大体この年代の方は、会社からは診断書に基づいて休養を取るように指示されても、「私はこの仕事にむかないのではないか・・・」という気持ちになって辞めることを考えがちです。辞めるのは簡単です。

 

でも辞めた翌日にうつ病が治る訳ではありません。また、しっかりと寛解するまで治療を続けないと、調子が良くなってきて転職したとしても場合によっては再発してしまう可能性だってあるのです。

 

社会人になってからは、月単位で休むことなんて基本的には出来ないものです。今まで一生懸命頑張ってきて疲れてしまっただけなのですから、まずはしっかりと休養を取って、しっかりと治療を受けて寛解することを目指して下さい。

 

 

就職されてから3・4年~中堅ポジション以下までの方。

 

仕事も一通り覚えて、しっかりとした担当のお仕事も任されて、職場で戦力と認められてる方にとっては、うつ病と診断されてしまう結果については非常に残念だと思います。

 

しかし、あなたが職場で欠くことのならない人物だからこそ、しっかりと休養を取って、仕事は一旦忘れてまずは仕事に戻れるよう、体調を立て直さなければなりません。

 

診察で休養を要すると診断されたならば、ご自身で体調の不調をもう気付いている筈です。頑張るのは寛解してからで良いのです。まずはしっかりと土台から組み直すことに専念して下さい。

 

この時期にうつ病に罹ってしまった方は、特に自分の仕事にプライドを持っていらっしゃる方が多いかと思います。自分でなければ分からないこと、自分でなければさばけない仕事があるという自負もあることでしょう。

 

「今休むと、担当業務・担当事務・担当先を外される・・・」等の心配があるのは分かります。でも、今のあなたにはそれをこなすだけの元気が残っていないでしょう。今は、そういった担当を一旦外れて下さい。

 

言われるまでも無く、会社の方が配慮して担当を外すと思います。ただ、それを自分の脱落とは絶対に考えないで下さい。あなたが元気になって戻ってくるまで他の方が、代わりにそのお仕事を担当されるのです。

 

会社側の最大の配慮だと思って下さい。間違っても休養中に担当していたお客様に電話したりしないで下さい。休養を認められている状態で、自分が担当していた業務に口を出すことは、今現在代わりに担当をされている方にとって迷惑この上ない行為です。

 

会社側が認めてくれた休養期間に仕事に類似することを行うことはあなたの早期寛解を願っている会社に対しての裏切り行為だと言っても過言ではありません。

 

ここまで書いたのを読んでも仕事から離れる気持ちを持てない方は、仕事にうつ病となった原因が無い方は別として、何か会社に対して隠している背信行為があると疑われても仕方がありません。ご理解頂けたならば、とにかくしっかりと休養を取ってリセットして下さい。

 

 

中堅ポジションから管理職等までの方。

 

このステージでうつ病に罹られた方は、一回目の診察でダイレクトに「うつ病」と診断されてしまうケースが多いのではないかと思います。体調が悪くても我慢して我慢して、どうしようもなくなって病院にようやく行く気になる方が多いのではないかと思うのです。

 

そして、うつ病と診断されても、「抑うつ状態」との診断書で済ませてもらおうとしたり、一定期間の休養を求められても、短期間で復職できるように医者に診断書の休養期間を短期間で治るように書いてもらおうとされる方が多いのではないかとも思います。

 

確かに、今まで苦労して築き上げてきた地位。そして、担当ラインを「心の風邪」と言われるうつ病で外れるは辛いでしょう。でも、あなたは本当にうつ病を「心の風邪」程度のものと感じていますか?私はあなたではないので、あなたがうつ病をどのような病気と考えていらっしゃるのかは分かりません。

 

しかし、私は少なくともうつ病は「心の風邪」という簡単なキャッチフレーズで流せてしまうものではないと思っています。

 

「今休むと、出世競争から脱落する。部下と上司との繋ぎ役が居なくなる。部下の不満を吸収する人がいなくなる。会社を背負って立つ人が一人欠ける」等々の心配があるのは分かります。

 

しかし、今現に健康を害して仕事に支障をきたしているあなたが今の状態で更に出世を今望めますか?その他の先に投げかけた問いについても全て答えは「そこまであなた一人だけが重要な人物ではない」ということになると思います。

 

仮にあなたの部下にうつ病と診断された方がいらっしゃったならば、あなたは迷うことなく休養を取ることを勧めるでしょう。あなたも例外ではないのです。