緑茶を飲むと、自然と「はぁ〜っ」と幸せな吐息がもれます。それまで張りつめていた気持ちが、ゆっくりとやわらいでいく気がしませんか?実はこれ、気のせいではなく、緑茶に含まれる成分に深い関わりがあることがわかりました。

 

緑茶に含まれる「テアニン」という成分が、脳にアルファ波をもたらし、心を落ち着かせる作用があるのです。心とからだに良い働きをもたらすお茶。これを心ゆくまで楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

一人でじっくり楽しんでもよし、みんなでにぎやかに楽しんでもよし。ストレス解消法の一つとして、緑茶だけでなく日常生活のなかのティータイムを見直してみませんか?

 

 

1人でお茶を楽しむ

 

毎日、習慣のように飲んでいるお茶。食後に、家事や仕事の合間の一服に・・・。でも、お茶の味をしみじみと味わって飲んでいる人は、実は少ないのではないでしょうか?

 

せっかくのブレイクタイムなのに、テレビに気をとられたり、考えごとをしながら、何となく飲んだりしていては、お茶のリラックス効果も半減してしまいます。たまには、気持ちを静かに保ち、「お茶をおいしく味わうこと」を愉しんでみましょう。

 

そもそもお茶とは、お茶そのものを味わうことはもちろん、味わっている時間、空間もあわせて愉しむものです。難しい作法はさておき、まず自分なりの「ティータイム」の過ごし方を見つけてみましょう。

 

自宅で楽しむ方法

  • 最近流行の中国茶の講習会に参加したり、雑誌やインターネットでおいしいお茶のいれ方を調べたりして、実践してみましょう。
  • お茶をいれる前に、器を温めておくだけでも味わいは変わるものです。さまざまな茶葉を試してみてはいかがでしょうか。
  • いろいろと飲み比べて、あなたの好みにピッタリな茶葉をみつけてみましょう。気分転換を兼ねて、茶器や小物を変えてみては?
  • 新しいデザインの茶器を購入したり、大切にしまってあるお客様用の茶器を使ったりして、器からお茶を愉しみましょう。

 

お茶をもっとおいしくいただくために、お茶請けにもこだわってみましょう。季節感のある和菓子や、評判のお店のお菓子、昔懐かしいお菓子をお茶とともに愉しみます。

 

 

みんなでお茶を楽しむ

 

お茶の愉しみ方を自分なりに極めてきたら、お友だちを呼んでティーパーティーを開いてみてはいかがでしょう。茶器にこだわるだけでなく、テーブルウエアや飾る花などに季節感を演出すると、より雰囲気が和らぎます。

 

また、お茶請け(お茶菓子)にも、気を配ってみましょう。見た目の美しさもさることながら、お茶との相性を考えておくと、お茶もよりおいしくいただけます。ティーパーティーを催すときには、ゲストにリラックスして愉しんでもらえるよう、事前にさまざまな準備や心構えが必要です。

 

お茶会のマナー

■主催者のマナー

  • ゲストがゆっくりくつろげるよう、気を配りましょう。
  • お茶やお茶菓子は、好きなだけ愉しんでもらえるよう、多めに用意しましょう。余ったときは、ゲストへのおみやげにするのも良いでしょう。
  • お茶菓子は、できれば1品は手作りのものを用意しましょう。話題作りにもなります。

 

■ゲストのマナー

  • ティーパーティーへの手みやげは、手作りのお菓子や季節の花などを用意すると良いでしょう。
  • 主催者に失礼のないふるまいを心がけましょう。

 

 

街でお茶を楽しむ

 

お友だちと一緒に出かけたとき、ちょっと休憩に喫茶店に寄ることは、よくありますよね。また、一人でウィンドウショッピングをしていて、フラリと街のカフェに入ることも。せっかく立ち寄るのなら、雰囲気が良くてお茶もおいしくいただける、お茶の専門店に行ってみてはいかが?

 

最近のお茶ブームにより、さまざまな種類のお茶専門店が増えてきています。女性一人でも入りやすい雰囲気のお店もずいぶんと増えました。中国茶の専門店では、好みのお茶が選べるよう試飲ができたり、茶葉や茶器が販売されていたり、なかにはお茶の講習会を開催したりしているお店もあります。

 

紅茶の専門店では、好みの茶器を自分で選べたり、スコーンやキッシュなど、紅茶に合うお茶菓子がバリエーション豊かに用意されていたりするところもあります。ときにはお友だちを誘って、お茶専門店で「お茶の愉しみ方」を体感してみるのも良いでしょう。

 

 

お茶が心身にもたらす影響

 

人に日本茶をすすめるとき、よくこんな風に言います。「まぁ、一服どうぞ」。なぜ“一杯”ではなく“一服”なのでしょうか?それは鎌倉時代の初め、中国から伝来したお茶(抹茶)が、当時は薬として活用されていたため、薬と同じように「一服」と呼ばれていたからです。抹茶だけでなく、お茶は種類によって、さまざまな影響を心身にもたらします。

 

■緑茶

緑茶はビタミンCを含み、風邪予防や美肌に良いと言われています。また、緑茶に含まれる渋味成分であるカテキン(タンニン)は、止血・抗菌・鎮痛効果に加え、皮膚を収縮させる収れん作用があるといわれています。さらに緑茶に含まれるフラボノイドには、口臭を抑えるはたらきがあることが知られています。

 

■紅茶

そもそも緑茶、ウーロン茶、紅茶の3種類は、原料が同じツバキ科の植物(カメリア・シネンシス)から作られています。紅茶独特のはたらきとしては、赤ワインなどに含まれるポリフェノールを多く含むことから、血圧の上昇を抑える、動脈硬化の進行を防ぐと言われています。

 

■中国茶

中国茶には「ウーロン茶ポリフェノール」が含まれていることから、独自のはたらきが期待できます。この「ウーロン茶ポリフェノール」は、茶葉に含まれているカテキンが、ウーロン茶独自の半発酵という過程により酸化重合してできたもので、体内の脂肪分を抱き込み、体外に排出するといわれています。

 

 

お茶を飲むときの注意ポイント

 

お茶と鉄剤をいっしょに摂ることは、できるだけ避けましょう。タンニンによって、鉄分の吸収率が低下してしまいます。お茶を急須にいれたら、なるべく早く飲み切りましょう。

 

特に夏場には、茶葉に残ったたんぱく質にカビが生えやすく、そこから有害物質が発生してくることがあるので、入れてから3〜4時間以上経過した茶葉は取り替えてください。茶ガラを食用などの目的に使用する場合は、お茶をいれた後、すぐに使うようにしましょう。

 

お茶にはコーヒー同様にカフェインが入っています。体力が弱っていると、カフェインの分解に時間がかかりますので、体調がすぐれないときには、カフェインが少なめのほうじ茶や麦茶を飲む方が良いでしょう。

 

 

まとめ

 

お茶は体にとても良いものですので、積極的に摂取するとよいでしょう。1人で家でのんびり飲んでもよし、友達を誘ってお茶会を開いてもよし、外でスッキリしながら飲んでもよし。

 

ただし、お茶菓子をいっぱい食べるのは避けましょう。お茶と菓子はとても相性がよく、ついつい口にしてしまうものです。あまりに多く食べ過ぎると、どんどん太っていってしまうかもしれません。

 

また、糖の摂りすぎによる糖尿病などの疾患を発症してまう危険性もありますので、適度な量を楽しんで食べるようにしてくださいね。