ストレスとアトピーは関係ないと思われるかも知れませんが、実は大いに関係あり、ストレスが溜まることでアトピーを発症または悪化させてしまうのです。

 

一度、思い出してみてください。以前にアトピーが悪化する前や体調を崩す前に無理をしたり、睡眠不足が続いたり、強いストレスを受けたり、自分の体の許容範囲を超える事をしませんでしたか?

もちろん、全くストレスのない状態なんて無理な話ですが、ストレスを受けても自分で対処できるようにしておけば症状は違ってきます。

 

 

自律神経の乱れが原因

 

ストレスを受けると自律神経のバランスが崩れます。自律神経とは、内臓、血管などの働きをコントロールして体内の環境を整える神経のこと。

 

自律神経は私たちの意思とは関係なく働いています。そのために、意識しなくても呼吸をしたり、食べたものを消化したり体温調節をするために汗をかいたりするのです。

 

■交感神経

行動や運動などの神経で、①血管の収縮、②血圧の上昇、③心臓の拍動の増加、④食欲の抑制、などの作用を持っています。

 

■副交感神経

休息や食事などの神経で、①血管の拡張、②血圧の低下、③心臓の拍動の制御、④胃腸の活発化、などの作用を持っています。

 

その時の環境や状況、体調などで両者のバランスの変化はあるものの、この二つは、一つの器官に対して互いに相反する働きをし、うまくバランスを保ってくれています。ですが、ストレスが加わると極端にどちらかに傾くのです。

 

ストレスを受けるとまず交感神経が戦うので交感神経に傾きます。そうすると交感神経が緊張するので血圧が上がり、動悸がして食欲が低下します。

 

そのストレス状態が長く続くと粘膜や組織に障害が起き体調が悪くなり、その後、色々な病気が発生します。今度はストレスから身を守ろうと副交感神経に傾き守ろうとする力が働きすぎて神経が過敏になりだるくてやる気が起きなくなったり、気持ちがふさぎ込んだりします。

 

このように、副交感神経が過剰反応を起こすのです。アトピーに限らず、他のアレルギー疾患もこうした副交感神経の過剰反応で起きています。このように体がストレスと戦う時、まず交感神経に傾き次は副交感神経にも傾きます。

 

その傾きが大きくなると、必要な時に必要な自律神経が働かなくなり、自律神経の揺れが激しくなってアトピーが悪化したり、体調を崩したりするのです。例えれば、シーソーがきちんとバランスをとってゆらゆら揺れ動いている時は健康でいられるのですが激しくギットンバットンと揺れ動くと体調が悪くなって健康ではいられなくなるのです。

 

 

少しの努力でストレスを緩和しよう

 

ストレスを溜めないのは難しい事ですが、なるべく時間を作り体を休めたり、寝る前に少しだけ時間を割いてストレッチやヨガをするなど自分なりに体を休めたり、ストレスを減らす方法が必ずあるはずです。そんなことで良くなるはずがないと思われるかも知れませんがそんなことありません。休養したり、安静にすることは免疫学から見ても大正解なんです。

 

アトピーが悪化する原因はもちろんこれだけではありませんが、ストレスを溜めると治まっていたアトピーが再発するため、自分は何に弱いのか自分の体を知り毎日できる範囲であらゆる努力をする事が大切です。時間のある方は好きな音楽を聴いたり、自分の部屋で踊ってみたり、好きな事を色々やってみるのもとってもよい事だと思います。

 

アトピーの事ばかり考えて一日が終わるのを待つよりはよっぽど充実した時間になりますし一日が終わるのも早くなります。自分が努力をする限り、一日が早く終わるということは症状が改善する日も早く感じるわけですよね。

 

そうは言ってもアトピーは目に見えてみるみる改善するような病気ではありませんので、本当に精神力が必要だと思います。しかし、ストレスはアトピーの原因の1つであり、ストレスを緩和させることでアトピーの症状も緩和していきますので、可能な限りストレスの発散に取り組んでいきましょう。

 

 

ただし、無理は禁物

 

ストレスの発散に取り組みすぎることで、反対にストレスが溜まってしまうこともあります。たとえば、眠れないのに無理やり寝ようとしたり、嫌々運動したりと、過度なストレス発散は逆効果になる時があります。

 

自分が好きなことや楽しいと思うことをやる、そんな程度で構いませんので、自分の体を労わるという感じでゆっくりストレス発散に取り組んでいってくださいね。