睡眠とは周期的に繰り返す、意識を喪失する生理的な状態。私たち人間だけでなく動物にとっても生きていくうえで、欠かせないものの一つが睡眠なのです。

 

睡眠時には脳だけでなく内臓や睡眠も働きを弱めており、休息の時間帯でもあります。脳科学では睡眠についてまだ未解明なこともありますが、脳内で重要な生理活動が行われている時間であり、高等動物に見られる進化した休息機能と定義されているのです。

 

 

レム睡眠・ノンレム睡眠

 

睡眠のしくみはレム睡眠ノンレム睡眠で構成されています。レム睡眠とは体は休止しているが、脳は覚醒に近く眠りの浅い眠り。ノンレム睡眠とは大脳に休息を与える疲労回復できる深い眠り。

 

この二種類の眠りが90分単位として繰り返すことにより構成されています。

 

健康な成人の場合、眠りはじめは約3時間深いノンレム睡眠が出現し、レム睡眠と浅いノンレム睡眠が繰り返されます。そして目覚めが近づくとレム睡眠の時間が長くなります。

 

 

睡眠は本当に必要なのか?

 

快適な目覚めに必要な睡眠時間は個人差があります。しかし、睡眠不足でだるさや体調不良になったことは、誰もが一度は経験したことがあるはずです。

 

高等動物は発達した大脳を持っており、これは大脳の機能が低下して、休息を要求している状態なのです。そのため、睡眠とは生命維持に欠かせない生体防御技術とも言えるのです。

 

また、睡眠時間は十分とったはずなのに、なぜか目覚めが悪い。短時間しか睡眠していないのにとても目がさえるということもあります。人間の睡眠にとって必要なのは量ではなく質だと言われています。

 

 

眠らない人間はどうなるのか?

 

断眠(徹夜など)や長期間にわたる睡眠不足によって、影響が及ぼされるのが精神機能。どのような悪影響かというと、声の張りがなくなり話し方が暗くなり、感情の起伏が激しくなっていく人が多いようです。悪化していくと錯覚や妄想、幻覚に襲われる人も出てきます。

 

 

適切な睡眠時間とは?

 

現代人の平均睡眠時間は7時間半と調査されており、2000年代初期と比較すると平均睡眠時間は1時間減少しています。また、子供に関しても夜遅くまで塾に通うなど、睡眠時間は減少している傾向があります。

 

短時間の睡眠でも満足できるショートスリーパー(6時間以内)、出来る限り睡眠を確保したいというロングスリーパー(9時間以上)、その中間であるバリュアブルスリーパー(6~9時間以内)がおり、睡眠時間の差は生まれ持ったものであって遺伝的な要素が存在します。

 

また、性格の違いによっても睡眠時間に違いがでてくるとも言われています。たとえば、明るく外交的な人は重く物事を考えないので脳細胞の疲労も少なく、短時間の睡眠で回復できるためショートスリーパー。

 

反対に、ストレスを溜めやすく脳細胞の疲労がひどく回復に時間がかかるため、ロングスリーパー。この説はあくまでも統計でだされたことで結果ではありますが、おそらく多くの人に当てはまることなのではないでしょうか?

 

ちなみに、適切な睡眠時間はどのくらいなのかという答えは個人差があるために正解はありません。調査をした平均睡眠時間より自分の適切な睡眠時間が短いのか長いのかという判断は可能ですが、結果としては適切な睡眠時間には個人差があるのです。。

 

 

短時間睡眠になれる?

 

短時間睡眠でも活動的に過ごせるショートスリーパーに憧れている人も多いかと思います。

 

睡眠時間に個人差があることは前述しましたが、何時間睡眠できれば大丈夫ということではなく、睡眠の質を高めることが出来れば睡眠時間を短縮させ、憧れのショートスリーパーに、変身することが可能なのです。

 

実際の実験では睡眠時間を短縮した人たちは、以前よりも眠りが深くなりました。ここで大切なのは睡眠時間を減らしたことに、何の不満や不都合がないことです。

 

不満等があっては睡眠の質の向上にはつながりません。

 

やり方は簡単です!朝起きる時間をいつもよりも30分早くしてみてください。そうして自分の生活に何の支障もなければ、今までの睡眠時間があなたにとって長めだったのかもしれません。もし寝すぎているかもしれないと思った方は試してみてください。