古くから存在するレモンの需要

 

レモンといえば、あのさわやかな香りと酸っぱい味ですが、実は様々な健康に良い成分が含まれているのをご存知でしたでしょうか。

 

イギリス海軍では経験的にレモンやライムが壊血病予防に効果があることを知っていたといわれていますが、意識的に利用するようになったのは18世紀、キャプテン・クックでした。

 

彼は乗組員達に、キャベツの酢漬けやオレンジの果汁、レモン果汁を定期的にとらせ、寄港地では新鮮な野菜をたっぷり補給して壊血病を予防したのです。

 

 

レモンに含まれる成分

 

●ビタミンC

レモンに ビタミンC が含まれているのは多くの方がご存知のことと思います。壊血病の予防と回復に、皮膚や粘膜の抵抗力を強くする(風邪予防)、肌荒れを防止する(シミ・ソバカスの軽減)効果あり。

 

●カリウム

カリウムは余分なナトリウムを体外へ排出する働きがあるので、体内の水分量を適正に保つために必要不可欠な栄養素です。レモンにはこのカリウムが含まれていますので、積極的に摂ると良いでしょう。

 

搾りたてのレモン果汁を7~10倍の水で薄めるとレモンウォーターの出来上がりです。お好みでレモンスライスを浮べたり、はちみつを入れてもいいですね。水分補給にとても効果的な飲み物です。

 

●クエン酸

酸っぱいものに含まれている有機酸類の一種で、体内の代謝を円滑にし、体の酸性化を抑えるため疲労回復によいといわれています。

 

体内のクエン酸サイクルによって疲れの元の乳酸を減少させ、血液を浄化し、体を弱アルカリ性に保とうとしますが、このサイクルが上手く回転されるようにクエン酸を積極的に摂りましょう。

 

また、クエン酸には鉄・マグネシウムなどのミネラル分を体内に摂取しやすい形にかえて体を健康に保つ働きもあります。

 

●ポリフェノール

レモンには「エリオシトリン」というポリフェノールが含まれていることが発表されました。ポリフェノールはワインやココアなどにも含まれており、最近注目の抗酸化物質なのです。

 

抗酸化物質とは、活性酸素を抑える役目のある物質であり、活性酸素は私たちが紫外線や放射能を浴びたり、激しい運動をすると体内で多く発生します。

 

活性酸素の働きは、体内に侵入した病原菌を殺菌したり、細胞などを攻撃して体を酸化させます。また、悪玉コレステロールと結びついて血管を詰まらせることもあり、これが動脈硬化や血管系疾病、心臓病などの原因となります。

 

オレンジやグレープフルーツにもポリフェノールは含まれていますが、レモンのそれとは組成が異なり、レモンのほうが効果があります。

 

●リモネン

レモンの香りに含まれる成分で、リラックス効果があります。レモンスライスをお風呂に入れれば、心身ともにリラックスでき、全身の美肌効果も期待できます。

 

 

レモンにはこのような様々な効能があることが、おわかりいただけましたでしょうか。フライ物の飾りやレモンティーだけに使うのは、何とももったいないです。