妊娠中期~後期には、「子宮頚管無力症」、「切迫早産」、「早産」、「前期破水」、「絨毛膜羊膜炎」、「前置胎盤」、「骨盤位」、「IUGR」、「常位胎盤早期剥離」、「妊娠糖尿病」、「妊娠高血圧症候群」、「羊水過多(過少)症」など、さまざまなトラブル・病気が起こりえます。

 

現在の医療は非常に発達していますので、これらのトラブル・病気が起こった場合でも、赤ちゃんを安全に出生させることができますが、発見が遅れたり、治療が疎かになると、安全な出生の危険性や後遺症の危険が増加する可能性がありますので、定期検診はもちろん、なにか異常を感じた場合にはすぐに産婦人科に受診し、積極的に治療を行うようにしてください。

 

 

子宮頚管無力症

 

ママに自覚症状がないまま、子宮口が開いてしまう病気です。子宮の内圧が高くなってくる、妊娠中期頃に多く起こります。頸管無力症では、軽いお腹の張りを感じる人もいますが、無症状のことが多く、明らかな子宮収縮を伴うことなく子宮口が開いてくるので、前期破水、流早産と進行してしまいます。

 

ほとんど自覚症状がないというのが、子宮頸管無力症の特徴であり、子宮収縮を伴わないため、ママは痛みを感ずることなく子宮口は開大してしまいます。そのために出血があり、来院した時には子宮口が全開大していることもあります。

 

原因は、子宮頚管の感染や、先天的に子宮の筋肉が弱い場合などです。子宮の内圧が高くなってくる20週前後頃に、内診や膣式超音波診断法で、頸管や内子宮口の状態を注意深く観察するしかありません。子宮頚管の長さをチェックして、20週で2センチ以下は要注意です。子宮頚管無力症は、放っておくと流早産になってしまうため、子宮口を縛る手術をします。感染対策として、膣洗浄を行ったり、抗生剤を投与することもあります。

 

 

切迫早産

 

妊娠22週~37週未満のお産を早産といい、妊娠早産の兆候があるにも関わらず、まだお産は始まっていない状態で、治療や経過次第では、早産を防ぐことができます。症状の出方はいろいろありますが、代表的なものがお腹の張りと出血です。破水したり胎動を感じないという症状も、切迫早産の疑いがあります。

 

妊娠週数が少ないほど、赤ちゃんの内蔵機能は未熟です。1日でも長くお腹の中で成長するのが望ましいので、基本は安静にします。切迫早産は、治療や経過次第では早産を防ぐことができるので、子宮収縮抑制剤で、子宮筋を弛緩させて、お腹の張りを抑えたり、感染が疑われるときは、抗生剤で感染を予防したり治療したりします。

 

切迫早産の約30%は早産になるというデータがあり、早産が止められないときは、赤ちゃんの肺の成熟を促進するステロイドホルモンを投与することもあります。1日でも長くママのお腹の中にいた方がよいのですが、妊娠の継続が、ママあるいは赤ちゃんにとって危険であると判断された場合は、妊娠週数に関係なく妊娠の継続を断念せざるを得ない場合もあります。その場合、赤ちゃんの予後を考慮し、できるだけ良好な状態で出生させます。

 

 

早産

 

妊娠22週~36週のお産を早産といいます。お腹の張り、出血、腰が痛い、破水、胎動を感じなくなったなど、いつもと違うなと思ったら、迷わず主治医に相談してください。

 

早産には、自然早産と人工早産の二種類があります。陣痛が始まってしまったり、前期破水を主な原因とする早産を自然早産。前置胎盤や胎盤早期剥離など、子宮内の環境が悪くなったりなどの理由で正期分娩の開始以前に人工的に分娩させることを人工早産といいます。

 

早産の原因は様々で、ママ側にも赤ちゃん側にも原因はありえます。早産の原因として最も多いのは前期破水です。前期破水の原因としては絨毛膜羊膜炎の関与が注目されており、早産の原因を感染に求める考えが強くなっています。他には多胎妊娠や、子宮頚管無力症、子宮筋腫など子宮の問題、妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病などの合併症を伴う母体の問題、前置胎盤、胎盤早期剥離、羊水過多、羊水過少などの胎盤や羊水の問題、子宮内胎児発育遅延などの赤ちゃん側の問題などです。

 

症状の出方は、切迫早産と同じで、お腹の張りが治まらず、お腹や腰に痛みが出たり、出血がある、破水した、胎動を感じなくなったなどがあります。いつもと違うと感じたら、早めに受診しましょう。ママにできることは、とにかく安静にすることです。

 

早産で誕生した赤ちゃんの予後は、生まれた妊娠週数や赤ちゃん自身の病気があるかないかによっても違ってきますが、2000グラムを超え、哺乳が上手にできるようになれば、退院できる場合が多いでしょう。早産とは言っても、34週以降であればまず問題ありません。早産で生まれた赤ちゃんは、NICUに入ったり、保育器に入ることが多いでしょう。発育、発達の目安は出産予定日から計算した月齢で考えるとよいと思います。

 

 

前期破水

 

陣痛がまだ起こっていない段階で卵膜が破れ、羊水が子宮外に流れ出ることを前期破水といいます。 破水は普通は分娩の途中で起こることが多いのですが、正期産の場合でも陣痛が始まる前に破水してしまうことが約30%の確率でみられます。よって、前期破水自体はそれほど病的なこととはいえません。しかし早産時期の破水は、まだ未熟な子の出生という深刻な問題を引き起こします。

 

前期破水は、卵膜の破れたところから細菌が入って、羊水や赤ちゃんに感染が起こる心配があります。放置してしまうと、自然に陣痛が始まって早産になってしまいます。また破水後に、長時間陣痛発来を防ぐと、赤ちゃんの肺機能がいまくいかなくなります。よって、破水は放置してはいけません。

 

破水の量が多量のときは気付くと思うのですが、少量だとおりものか尿漏れと間違える人が少なくありません。破水はおりものと違って、継続的にもれ続けるので、それを目安にしてください。

 

破水が確認された場合、それ自体を治す方法はありません。子宮内感染を防ぎ、母子がよりよい状態で出産できるように管理を行います。正期産の時期に前期破水が起こった場合は、母子に無理がかからない範囲で、できるだけ早期に分娩に至るのが望ましいと考えられます。早産時期の前期破水の場合は、胎児が未熟な時期には母子の状態が許す限り妊娠を継続させる方向で様子を見て行きますが、感染の進行、赤ちゃんの状態の悪化などが認められれば、分娩に進むこともあります。

 

破水とわかったら、腟内洗浄、抗生剤や子宮収縮抑制薬の投与などが行われますが、破水と同時に、赤ちゃんの状態が急激に悪化する場合があります。また破水後、比較的短時間のうちに子宮内感染が進行してしまう場合がありますので、破水かな?と思ったら、すぐに病院に連絡し、破水かどうか検査する必要があります。(関連:出産前(妊娠中期~後期)の破水の原因・症状・診断・治療について

 

 

絨毛膜羊膜炎

 

赤ちゃんを包んでいる卵膜に起きる炎症で、子宮に広がり羊水にまで広がったもので、前期破水を起こし、早産の大きな原因になります。赤ちゃんを包んでいる卵膜は羊膜、絨毛膜、脱落膜の3層からできていて、その卵膜に起こる炎症を絨毛膜羊膜炎といいます。

 

細菌性膣炎や頸管炎が原因となることが多く、妊娠中期から起きやすく、子宮収縮抑制剤が効きにくいので、早産になりがちです。赤ちゃんに感染した場合は、新生児期の肺炎や髄膜炎、敗血症や、慢性肺疾患などを起こすこともあります。

 

自覚症状は、おりものの増加、お腹の張り(子宮収縮)がありますが、無症状のことも少なくありません。血液検査、膣分泌物検査や羊水検査などで発見されます。治療は、原因菌に有効な抗生剤を投与するとともに、膣洗浄や膣座薬をします。妊娠週数や経過や症状によっては、子宮収縮抑制剤を使うこともあります。

 

 

前置胎盤

 

通常は子宮底にある胎盤が、子宮口をふさぐような形で下がっている状態です。胎盤が子宮口をすべてふさいでしまった状態を全前置胎盤、一部分をふさいでいるのが部分前置胎盤、子宮口の端だけにかかっているのを辺縁前置胎盤といいます。

 

胎盤はママから赤ちゃんへ栄養を送る、いわば赤ちゃんにとっての命綱です。お産のときに、赤ちゃんより先に胎盤がはがれてしまったら大変です。超音波検査で発見することができるので、前置胎盤と診断されたら出血やお腹の張りに注意して過ごしましょう。

 

妊娠後期になると、突然の大出血を起こすことがあり危険です。いつでも入院できる準備をしておいた方がいいでしょう。少量でも出血があったら、主治医の指示を受け、できるだけ安静を心がけてください。ただ、子宮が大きくなるにつれて、胎盤が引っ張られ、前置胎盤ではなくなる場合もあります。しばらく様子を見てください。前置胎盤の場合、出産はほとんどのケースで帝王切開になります。

 

 

骨盤位(さかご)

 

赤ちゃんは通常、頭を下にした頭位でママの子宮の中にいます。骨盤位(さかご)とは、頭を上にして足やお尻が子宮口の方をむいている状態です。妊娠7ヶ月頃までは、半数くらいの赤ちゃんは骨盤位ですが、出産時までに骨盤位が直らない人は5%程度と少数です。出産時は一番大きな頭から産道を通過しないと、赤ちゃんが危険な状態になるので出産時まで逆子が直らないと帝王切開になるケースが多いでしょう。

 

ママに子宮筋腫や子宮奇形があったり、骨盤が狭いなどの原因があると、赤ちゃんの回転が妨げられるので、骨盤位になりやすいようです。双胎・多胎、子宮口付近に胎盤がある前置胎盤、羊水過多の場合なども骨盤位になりやすいと考えられています。

 

逆子にはいろいろな種類があり、中には経膣分娩が可能なケースもあります。足が下になっている足位、膝が下になっている膝位などは帝王切開になる可能性が高いといえます。まれに横位といい、横向きになっている場合もあり、これも帝王切開になる可能性が高いといえます。お尻を下にしている殿位は、経膣分娩が可能な場合もあります。

 

骨盤位は妊娠30週頃までに、自然に頭位になることが多いので様子を見ます。30週を過ぎても骨盤位がなおらない場合は、逆子体操などをすすめられると思います。しかし無理をしないように、医師の指示に従ってください。

 

 

IUGR(子宮内胎児発育遅延)

 

お腹の中で、赤ちゃんの発育が抑制または停止した状態です。原因を調べて、子宮環境をよくする治療をしますが、それでも改善しない場合、人工早産に踏み切ります。全妊娠の5%ほどにみられ、何らかの原因で子宮内の胎児の発育が遅れ、妊娠週数に相当する胎児の体重よりも小さいということです。妊娠週数別の発育曲線のグラフで、マイナス1.5SD以下(90パーセンタイル以下)のときに、IUGRと診断されます。

 

原因として考えられているのは、妊娠高血圧症候群、心臓病、ぜんそく、多胎妊娠、子宮・胎盤系の機能異常による子宮内の栄養不良、母体の栄養失調、薬物摂取、飲酒、喫煙、染色体異常、先天奇形、子宮内感染症、薬物中毒などです。

 

超音波検査で、赤ちゃんの頭やお腹、大腿骨を計測して、計算式に入れて推定体重を出し、その推定体重を発育曲線に当てはめて診断します。診断は1度ではなく、何週間か経過をみます。ノンストレステストで、赤ちゃんの心拍の様子を調べます。IUGRと診断されたら、その原因を調べる一方で、赤ちゃんに酸素や栄養をたくさん送るため、入院して安静にするケースが多いでしょう。

 

IUGRの赤ちゃんは、予備能力が少ないため陣痛に耐えれる力がない場合が多く、胎児仮死や新生児仮死になることが多いといわれています。出生後も低体温や低血糖・胎便吸引症候群などの発生率が高いといわれています。赤ちゃんの成長がほとんどみられない場合や、NSTなどで元気がない場合、肺の成熟をみて帝王切開で人工早産に踏み切ることもあります。

 

 

常位胎盤早期剥離

 

正常の位置にある胎盤が、胎児の娩出よりも前に子宮壁からはがれ、大出血するトラブルです。母子ともに危険な状態になる場合があります。赤ちゃんがまだ子宮の中にいるのに、胎盤がはがれてしまい、子宮内に大きな血腫を作ります。

 

ママが播種性(汎発性)血管内血液凝固症候群(DIC)を起こすとママや赤ちゃんの生命にかかわることもあります。DICとは、血管内で血液の凝固作用が進んで、全身の血管に小さな血栓がたくさんでき、そこに凝固因子が使われてしまうため血液が固まらなくなり、呼吸困難やショック、腎不全などを起こし、生命にかかわることもある怖い病気です。

 

妊娠高血圧症候群の人は要注意です。子宮内胎児発育遅延、絨毛膜羊膜炎、血栓形成傾向、子宮筋腫合併などのほかに交通事故などの外傷、羊水過多の破水も原因となることがあります。常位胎盤早期剥離のうち、40%が妊娠高血圧症候群であるというデータが出ています。喫煙者に多いという報告もあるので、妊娠を機会に禁煙しましょう。

 

症状は、臨床症状は剥離の程度により異なりますが、出血、下腹部痛、子宮圧痛、子宮硬直などが多くみられます。次第に腹痛が強くなり、子宮内の出血の増加に伴い子宮は板状に硬直してきます。また、突然の激しい腹痛から始まることもあり、このような状態になっていると、赤ちゃんを助けるのは難しくなってきます。

 

常位胎盤早期剥離は、早期発見が大切になってきますので、切迫早産の症状と似ていますが、お腹の張りで出血をともなうときや、お腹を強くぶつけたときなどは、必ず受診してくださいね。常位胎盤早期剥離と診断されたら、治療の基本は、すみやかな子宮内容の除去です。輸血や輸液でママの全身状態を管理しながらできるだけ早くお産にもっていきます。経腟分娩で出産できる場合もありますが、帝王切開になる可能性も高いです。

 

 

妊娠糖尿病

 

インスリンが不足するために、ブドウ糖をエネルギー源として利用できなくなり、さまざまな症状が出てくる病気で、今まで糖尿病の症状がなかった人が、妊娠をきっかけに発症するものです。妊娠時に初めて診断された糖尿病を妊娠糖尿病。糖尿病の女性が妊娠した場合は、糖尿病合併妊娠をいいます。

 

血糖値の値が、「空腹時≧100」、「負荷後1時間値≧180」、「負荷後2時間値≧150」の2つ以上に当てはまると妊娠糖尿病と診断されます。胎盤から出るホルモンは血糖を上げる働きを持っていますので、糖尿病の素質を持っている人が妊娠した場合血糖の上がりすぎを抑えきれず糖尿病になってしまうのです。

 

妊娠糖尿病は、妊娠高血圧症候群、羊水過多症、感染症などを起こしやすくなります。ママのブドウ糖がそのまま赤ちゃんに移行するので、赤ちゃんは巨大児になりがちです。体内で高血糖が続くために、赤ちゃんは自分でインスリンを出して血糖値を下げ、その状態が誕生後も続くため、赤ちゃんは低血糖、低カルシウム血症になります。巨大児になると難産になったり、帝王切開になることがあります。

 

妊娠糖尿病は、基本的に出産後は正常に戻るのですが、約60%以上の確率で約20年後に真の糖尿病を発症するといわれており、分娩後も定期的な糖尿病の検査が大切になってきます。

 

妊娠糖尿病の治療としては、食事療法、運動療法、インスリン療法です。食事は、食後の急激な血糖値の上昇をなるべく避けるためにカロリー制限します。また、毎日欠かさず適度な運動を継続するなどなどの工夫を行い、血糖値を正常に保つよう調整することが大切です。食事療法や運動療法で、血糖値が正常にならなければ、インスリン療法が必要です。

 

 

妊娠高血圧症候群

 

妊娠中毒症のことです。妊娠中毒症は産婦人科学会により妊娠高血圧症候群(PIH)に改められました。高血圧、尿タンパク、むくみ(浮腫)が3大症状で、それが妊娠してから発症したものを妊娠中毒症といいました。しかし現在では名前も妊娠高血圧症候群に改められ、むくみ(浮腫)は項目から除外されました。

 

症状が出やすいのは妊娠8ヶ月以降の後期で、妊婦さんの5?10%に発症します。軽症、重症、さまざまですが、妊娠中期などに早めに発症した方が悪化する傾向があり重症化すると母子共に大変危険な状態になります。原因については、はっきりとはわかっていません。お産が終わると3ヶ月ほどで症状がなくなるので、妊娠が原因の病気ともいえます。妊娠にうまく対応できない人がなることが多いと考えられています。

 

また、妊娠前から高血圧の人、高齢妊娠、多胎、糖尿病、肝臓病を持つ人は、妊娠高血圧症候群を起こしやすいとの報告が出ています。妊娠中の過労や喫煙も、妊娠高血圧症候群を引き起こしやすいので注意してください。

 

太りすぎの人は注意が必要です。太りすぎは心臓を圧迫し血圧を上昇させます。ハードな仕事やストレス、睡眠不足がある人も注意してください。35才以上の高年初産の場合は妊娠糖尿病などの病気を併発しやすくなります。若年出産の場合も統計的になりやすい報告があります。また過去に妊娠高血圧症候群の経験がある人は繰り返す傾向があります。

 

むくみ(浮腫)は現在、定義から除外されていますが、生理的なむくみは一晩休むと取れるのが普通で、いつまでもむくんでいるときは要注意。妊娠後期には血液循環が増え、むくみやすくなります。また、急激な体重増加は、妊娠高血圧症候群の予兆のことがありますので、1週間に500グラム以上の体重増加は注意が必要です。

 

妊娠中は赤ちゃんに栄養を送っているため血圧が少し高めになります。急に血圧が上がったときは、目がチカチカしたり頭痛が起きますが、これは危険ですので、すぐに受診してください。尿に、健康ならほとんど出ないタンパクが現れることを尿タンパクといいます。妊娠中毒症のときには腎臓の機能が低下してタンパクが漏れやすくなります。

 

治療の基本は、血圧のコントロールです。子宮環境を悪化させないことが大切です。安静、食事療法、薬物療法などがあります。

 

 

羊水過多(過少)症

 

羊水は赤ちゃんを保護するクッションのようなもので、妊娠後期に約500mlになります。このときの羊水量が800ml以上を羊水過多症、100ml以下なら羊水過少症といいます。羊水過多症は、羊水がたくさん作られたり、吸収が悪いため羊水量が多くなる病気です。双胎、多胎に多くみられるほか、母体に内臓の疾患があったり、特に糖尿病があると羊水が多くなることがあります。

 

また、胎児の消化気管になんらかの異常があったり、胎児に飲み込む力がないという原因も考えられます。羊水過多症は、お腹が張りやすく、動悸、呼吸困難などで苦しくなることがあり、前期破水や早産を引き起こすこともあります。

 

羊水過少症は、胎児が尿を作れなかったり排泄できないという原因が考えられます。またはママが破水してしまったために、羊水が減ってしまうこともあります。羊水過多症で、ママに呼吸困難などが起こったときは、羊水を抜くこともできます。が、数日すればまた羊水量は戻ってしまうでしょう。羊水過少症の場合は、赤ちゃんが切迫仮死を起こしてしまうこともあり、様子を見ながら、場合によっては人工早産に踏み切ることもあります。