ベットに入ってもなかなか寝れない。。。そんな経験はありませんか?直接的な原因として体内時計の乱れが考えられますが、不安やイライラなどの精神的な問題のほか、妊娠が関係していることもあり、人によって寝れない原因はさまざまです。

 

原因によって対処法は異なってきますが、一時的なものと思っていても、継続的に寝れないということもあり、この場合には生活に弊害を及ぼすために、早急な対処が必要になってきます。特に精神的な問題の場合、時には薬による治療が必要になることもあります。

 

快眠できるようになるために、まずは何が原因で寝れないのかを突き止めることから始めてください。以下に寝れない代表的な原因と対処法についてご説明します。

 

 

①不安を感じる

 

眠れない原因に『不安』というものが挙げられます。眠れないという症状が引き起こされる原因の多くは、この不安感などの精神的要因であると言えます。

 

例えば、翌日に大事な商談を控えていて緊張から不安を感じていて眠れない・・・などという場合。この場合は翌日の大事な用事を控えていて、精神が多少の興奮状態にあるのが不眠の原因です。

 

また、特に不安な出来事や心配事は無いのに、なんとなく不安感が募って眠れない・・・場合。この場合は精神的な疾患やストレスから来る不眠が疑われます。

 

しかし、人間このストレス社会で生活していれば、何かしらの不安を感じることは珍しくないでしょう。なるべく深く考えすぎず、不安感を取り除くためにもリラックスすることが大事です。ストレスを溜めない努力、発散する努力をしていくことも大事でしょう。

 

また、無理のしすぎも絶対に禁物です。疲れ気味だな・・・と感じたら、十分な休養をとりながら、また頑張りましょう。そして、眠れない状態が長く続いたり、それに伴って不安感も増すようでしたら精神科・心療内科の受診をお勧めします。ストレスから来る不安は、眠れないという症状だけでなく、うつ病やパニック障害などの病気に発展しかねません。

 

それらに発展した場合、治療期間も長くなり、通院も必要不可欠になります。眠れない・不眠、とは簡単に言いますが、悪化すれば睡眠障害という大きな病気になることも否定できません。眠りは人間の健康を支える重要なものですので、正しい睡眠時間と睡眠習慣を取り戻せるようにしていきましょう。

 

 

②イライラする

 

イライラするという感情は、やはりストレスから来ることが多いでしょう。不安感などと同じように、イライラしたままの精神状態では、当然眠れないという状態になることがあるでしょう。

 

イライラを感じているため、心が休まらずに眠れない・・・眠れないことへの焦りから更にイライラしてしまうという悪循環も厄介ですね。実際にイライラ・不安・悲しみという負の感情は、睡眠障害や心の病気の一番多い症状です。他にも、女性の場合だとホルモンバランスの乱れや周期によってはイライラを強く感じることがあります。

 

月経前症候群と言って、月経の始まる2週間前くらいから見られる症状の中にも実際にイライラがあるのです。しかし、この月経前症候群の場合、月経が始まれば次第に良くなりますので、長期的に続くものではないでしょう。

 

男性の場合はこれは当然起こり得ませんので、やはりストレスから来るイライラの症状だと思います。そして、ストレスを取り除く努力、リラックスできる時間を作る努力もしてみましょう。忙しい毎日だからこそ、自分の心を気遣う必要があるということに気付きましょう。

 

また、眠れないという悩みを抱えているのは、実際にどれくらいの期間ですか?まずそれをはっきりさせましょう。1週間以上であれば、少し警戒する必要があります。1ヶ月以上であれば、病院での治療や薬の投薬も視野に入れる必要があります。イライラは単なる感情の変化ではない場合もあることを再確認しましょう。

 

 

③悲しみに襲われる

 

悲しみの感情は眠りの妨げになるでしょう。大きな悲しみを抱えたままでは、ぐっすり眠れないことがあっても仕方ありません。眠れないという悩みの原因にこの『悲しみ』という感情が関係していることも実際にあります。

 

例えば、肉親や恋人、友人を亡くしたショックによって、まとまった睡眠がとれずにいるというケースを耳にしたいことがあると思います。この場合、大きなショックから来る悲しみの感情が大きすぎて、心が眠るという安定した状態になれないようになっています。

 

悲しみの感情以外にも苛立ちや不安などが大きい場合、ゆったりと眠りに入っていくことが出来ないと思います。基本は同じ原理を辿っているのです。悲しみ・苛立ち・不安は、どれも負の感情であり、安定した精神状態でないことが分かります。ですから、精神的に正常で安定していなければ良い眠りは得られないと考えて良いのではないでしょうか。

 

食欲・睡眠欲・性欲というこの人間の3大欲求は、心が安定した状態にあるときに求めることができます。失恋から来る情緒不安のとき、食欲が無くなることがあるでしょう。

 

家族の一人が亡くなったとき、とても異性との恋愛に興味を持てないという状況に陥るでしょう。それと同じで、悲しみを感じたときも夜ぐっすり、健康的に眠れないということもあるでしょう。しかし、それは誰にでも起こり得ることですが、長期的にあってはならないことです。

 

しばらく期間を置いても続く不眠、またその悲しみの感情が消えない場合は、精神的なバランスが崩れている可能性が高いです。心療内科や精神科、心理カウンセラーの力を借りることも視野に入れましょう。

 

 

④鼻づまり

 

眠れない原因を作り出すのは、勿論ストレスだけではありません。眠れないという直接の原因が分かっている場合もあるでしょう。その中でもお悩みの方が多いのは『鼻づまり』。

 

眠るときの呼吸は非常に大切です。無意識のうちにも自然な呼吸が出来ることで、心地の良い眠りを得られます。しかし鼻づまりがおきてしまうと、どうしても口での呼吸になってしまいますよね。すると喉の乾燥や痛みなどの症状も表れます。

 

喉がからからに渇いた状態では、寝ている間も辛く感じます。夜中に目が覚めてしまったり、眠りが浅くて何となく寝足りない感覚が残ることもあります。不快な状態が続くことで眠れない・・・という状態になっているのではないでしょうか。

 

翌朝すっきり目覚めるためにも鼻づまりの治療を第一に行いましょう。鼻づまりには様々な原因があると考えられます。蓄膿症や花粉症、風邪などの比較的軽い疾患だとは思いますが、睡眠に支障が出ることによって日常生活も苦しくなります。

 

鼻づまりが眠れない原因であると分かっていて、自覚できている場合は、耳鼻咽喉科や内科で適切な治療をしましょう。鼻づまりが酷くて、睡眠に支障があるということを伝えれば、直接的な処置をしてもらえることもあるでしょう。我慢していると、喉を痛めたり、喉から来る病気に発展することもあります。

 

口呼吸によって口臭などの原因も作りかねませんので睡眠のためのみならず鼻づまりの治療はしっかり行いましょう。花粉症によるもの春は暖かく、新しい生活を始める人も多く、楽しみな季節の中でも上位にランクインしそうですよね。しかし嬉しいこととは裏腹に花粉症という非常に辛いものが待っているのも否めません。

 

花粉アレルギーでない人にとっては良い季節ですが、花粉症患者にとっては地獄だ・・・と感じる方もいるでしょう。花粉症によって眠れないという悩みを持っている人も少なくないのではないでしょう。昼夜を問わず、鼻水やくしゃみなどの不快な症状が続きます。

 

寝るときはやはり、落ち着いた状態で、心地よくベッドへ入りたいものですよね。しかし鼻水は止まらないし、くしゃみは出るし、ムズムズ感が治まらなくて眠れない!という人も実に多く見受けられます。

 

花粉症シーズンでも、眠りは確りとした時間と環境でとるべきです。まずは、空気清浄機を寝室に持ち込みましょう。最近の製品であれば花粉モードが備わっていることが多いので活用してみましょう。

 

また、シャワーや入浴は必ずその日のうちに。翌朝にシャワーだけして出かけるという人も現在では増えてきています。しかし、体や髪の毛に付いた花粉をそのままにしていれば、寝るときにもくしゃみや鼻水に悩むことになり、眠れないのは当然です。

 

そして、外に着ていったコートや帽子などは寝室に掛けるのをやめるか、しっかり叩いたり掃除機を掛けるなどの徹底した対策を。布団も外に干すのではなく、除湿機や布団乾燥機の利用をお勧めします。

 

このようにして、花粉対策をばっちり行えば、花粉症によって眠れないという悩みはある程度改善されるでしょう。それでも駄目な場合、夕食後に抗アレルギー剤を飲むなどして、内側から花粉ブロックしてみましょう。

 

 

⑤咳(せき)

 

眠れない原因が『咳』であるという人、結構多いのではないでしょうか。夜眠るときになると咳が出始める・・・という症例も実際にあります。咳は全身を使って悪いものを出そうとする動きですので、非常に疲れます。苦しくて疲れる動きを繰り返すので、眠りたくても眠れないでしょう。

 

風邪の延長だと思い込んで、勝手に風邪薬や栄養剤を服用したりして治そうとする方も多いようですが、自己診断は危険です。大人になってからの長引く咳は、百日咳である可能性があるというのをご存知でしょうか?

 

子供の場合の百日咳は命に関わる危険があるとされ、予防接種などを受けます。しかし、大人になってくると症状は咳が続くという軽いものになり、本人も気付かないことが多いようです。一度検査を受けることをお勧めします。

 

咳が出続けると、眠れないのも困ることの一つですよね。眠ることに意識を集中させようとすればするほど咳が出て、体は辛く苦しいという状況。風邪が長引いているだけだろう・・・などとタカをくくるのは危険です。眠れないという支障を既にきたしていますから、病院での診察を早めに受けましょう。

 

また、上で記述した百日咳は、幼い頃に予防接種を受けていても感染していることがあると言われています。2週間以上続く咳を患う人の2割は百日咳だという統計も出てきています。心配な方、心当たりのある方は、是非病院での診断を仰ぎましょう。眠れる・眠れないに限らず、咳は危険な症状ですから、早めの治療をお勧めいたします。

 

 

⑥心身症

 

心身症、というものをご存知でしょうか?眠れないという症状を引き起こす、精神的な病です。精神的な病気の総称を表すようなものだと思ってもかまいません。(神経症や躁うつ病などの他の精神障害に伴うものは除きます)身体的に表れる症状が、心理的な要因から来るものである場合は心身症であると言えるのです。

 

精神的な病気の多くに、症状として『眠れない』というものが見られます。不安やイライラなどを感じて眠れないということもあれば、特に心配に思うことも無いしイライラもしていないが、眠りにつくことが出来ない。非常に様々なパターンでの睡眠障害が起こっています。

 

心身症の場合、その治療で精神科や心療内科に掛かっていることが多いので、睡眠導入剤や睡眠薬を貰うケースが多いでしょう。しかし問題は、自分の眠れない原因が心身症からくるものであることに気付いていない場合です。眠れないということだけでなく、心身症の症状も日常生活の支障となっていることが多いでしょう。

 

眠れない夜が2週間以上続き、自分自身で困ったと感じているばらば、積極的に医療機関での診察を仰ぎましょう。また、心療内科や精神科は門をくぐりづらいと感じている人が多いのですが、実際は普通の内科などと変わりありません。

 

普通に受付をし、待合室で待ち、問診から入ります。医師もプライバシーを尊重しながら診察しますので安心です。心身症から来る不眠なのか、ただ眠れないだけなのか自分では正確に判断しかねます。長引く症状は必ず医師に見てもらうことが必要になるでしょう。

 

 

⑦動悸がする

 

夜中に動悸がして目が覚め、そのあと再び眠れないという症状に悩まされる場合、ストレスや心身症を患っている可能性があります。また、動悸や不整脈が頻繁に起こることで、不安で眠れないというパターンもあるでしょう。

 

うつ病などの精神的病気を患っている・・・と自分で自覚している場合はそれ程心配しなくても良いと思います。しかし定期的な動悸は何にせよ、あまり良い兆しではありません。

 

不整脈ならば、健康な人の7割から8割くらいの人に見られるのですが、動悸が同時に起こるのはその3割と言われています。それ程低い確率で起こるものではないのですが、心配で眠れない場合病院で心電図などの検査を行うのが良いでしょう。

 

また、ストレスや精神的要因から来る動悸の場合、不安感や恐怖感などの心理的作用も同時に引き起こしてしまうことがあります。パニック発作などを起こす前触れとして動悸が見られるのは珍しくありません。医師に相談して、改善できるようにしていきましょう。

 

動悸がすると、このまま心臓が正常に動かずに死んでしまうのでは・・・?という不安を感じることも少なくないようです。そこから眠れないという状態に陥るパターンが多いので、病院での治療が安心できるポイントとなるでしょう。

 

動悸や不眠の原因は、きちんと医師の問診に答えて検査をしなければ特定できないことが殆どでしょう。心配に感じるようなことがあるなら、一人で考え込まずに病院へ行きましょう。眠りが浅くなったり、入眠困難になると他のことにも支障をきたしますので、早めの治療をするようにして下さい。

 

 

⑧妊娠に伴う“つわり”

 

妊婦さんの多くが経験する『つわり』。酷いつわりの症状によって眠れないという場合も少なくありません。つわりの症状には、吐き気や悪心、頭痛などの非常に不快なものばかり。さらには食べづわりと言って、お腹が空くと吐き気を感じ、常に食べ物を口にしている・・・というものまで存在します。

 

吐き気が酷く、眠ることに集中出来ない・・・ということを訴える人もいます。つわりの症状自体に『眠れない』というものがある人もいるのです。妊婦さんは幸せいっぱいな反面、このつわりとのお付き合いは非常に辛いですよね。

 

つわりで眠れないときは、思い切って起きてしまうのが良いと思います。起きて、何か好きなことや気の紛れることをしてみましょう。ストレスも取れて眠りやすくなることが多いです。勿論、睡眠不足はお腹の赤ちゃんにも母体にも良くありませんので、眠れるときに眠りましょう。

 

大体つわりというのは妊娠3ヶ月も過ぎれば良くなる人が殆どです。ホルモンバランスによって、眠れない症状が起きている可能性もあります。少し様子を見ながら、眠れるときに寝て、食べれるときに食べる・・という自由な生活を送っても良いでしょう。

 

ただし、その期間はなるべく短くて済むように、自身で努力して正しい生活習慣に戻していく必要があります。何よりも、妊婦生活にストレスは一番良くないものだと言われています。眠れないからとイライラしてしまうのではなく、何とかなるさ・・・という楽観主義が大切になってくることもあるのですよ。

 

 

⑨妊娠による不快症状

 

女性は妊娠すると、体はみるみると変化していきますし、それによって不快症状が増えるのも当然のことです。お腹が大きくなってくることで、眠る体勢が変わり、落ち着かなくて眠れないという人は結構多いものですよ。そしてつわりの症状が重く、眠れない人もいます。

 

体が出産後の授乳に備えるために眠りが浅く、定期的に目が覚めるようになるという人も少なくないでしょう。妊娠中は常に体の中が変化しているのです。正期産である37週までは、赤ちゃんは絶えず成長して大きくなっています。母体も分娩や授乳に備えて変化しているので、それに伴った症状が表れてくるのは自然なこと。

 

多少不快なこともあるでしょうが、あまり深く考えすぎることなく『赤ちゃんに会えるまでの準備なのだ』と楽観的に捕らえましょう。そうしてストレスを上手くコントロールしていけば、睡眠も上手に取れるようになります。

 

ストレスはお腹の赤ちゃんに直接伝わると言われていて、非常に悪影響です。無理に眠ろうとするのも良くないのですが、なるべくストレス発散やリラックスを心掛けて健康的に生活しましょう。

 

赤ちゃんが生まれた後は授乳やオムツ換えなどでまとまった睡眠を取りづらくなります。妊娠中である今のうちに沢山寝ておくことをお勧めしますので、なるべく眠れるような環境や精神状態を作るように努力しましょう。

 

また、出産予定日が近付いてくると緊張や陣痛への不安でなかなか眠れなくなることがあります。しかし、出産には予想以上の体力と根気が必要になります。ですから、しっかり眠って体力を温存しておく必要があります。

 

 

さいごに

 

寝れない原因は実にさまざまあり、大きく分けて「身体的な症状」、「精神的な症状」、「妊娠」の3つが原因となっています。原因が特定できなければ、改善は難しくなりますので、まずはなぜ寝れないのか、その原因を考えてみてください。

 

不安やイライラといった精神的な問題は10代や20代の方に多いのが実情です。目をつぶって無理に寝ようとして寝れないのが普通ですので、この場合には一度起きて、お風呂にゆっくり浸かったり、アロマを用いたり、ストレッチして、リラックスできる状態を作ってみましょう。

 

寝れない状態が続く場合には、自分の力で改善するのは難しいため、病院へ受診することも一度考えてみてください。薬は怖いというイメージがありますが、長く服用しなければ問題ありません。どうしても寝れない場合だけ、薬に頼るというのも効果的な対処法です。