ダイエットを成功させたいと願うばかりに、カロリーの細かい数字にとらわれていませんか。実はカロリー制限を失敗させないためには、コツがあったのです!

 

細かい数値にとらわれたカロリー制限は必要ありません。消費カロリーより摂取カロリーを少なくすればやせる、というのはやはりダイエットの大原則ですが、カロリー計算ばかりを気にしていては疲れてしまいます。

 

細かい数字にとらわれて挫折するケースも少なくありません。意外にもカロリーは感覚的に見分けることができますので、この機会に数字を気にしない生活を手に入れてみてはいかがでしょうか。

 

 

カロリーは1つの目安ということを覚えておこう

 

そもそもカロリーとは、ひとつの目安の数値なのです。というのも、現在日本で使用されているカロリーは、あるひとつの食品から算出した代表値。

 

同じ食品でも、魚類のように旬の時季とそれ以外の時季では脂ののり方が違いますし、肉類でも品種によって脂質量は異なるため、栄養成分表にのっているカロリーと実際のカロリーには多少の誤差が生じるものなのです。

 

たとえば同じプリンをとってみても、材料の内訳は商品によってさまざま。同じ重量で似たような見ためでも、カロリーには差があるのです。

 

 

カロリー制限の失敗例

 

カロリーにこだわり過ぎてあまりにダイエットに失敗したという人も。なかでもめだつのが以下のようなケース。

 

■ケース①

カロリーを意識し過ぎてストレスに!カロリーに神経質になり過ぎていたというケース。「1食500kcal以内という数字にこだわってしまい、ちょっとでもオーバーすると後悔していました。結局、食事そのものが楽しくなくなって長続きしませんでした……」

 

■ケース②

厳密なカロリー計算が原因で偏食ぎみに。カロリー計算に疲れ果ててしまったというケース。「最初のうちはカロリー計算も新鮮で楽しかったのですが、そのうち面倒に。ただ計算しやすいという理由でコンビニ食や外食が増え、最終的にはかえって体重がアップ!」

 

 

脂質には気をつけてざっくり考える

 

カロリーは目安だと認識したうえで、どういうものが高くて、どんなものが低いのか、という傾向を見分ける目を養うことが大切です。ただ、その際に気をつけてほしいのが脂質の量。

 

同じ熱量でも、糖質は体を動かすために、たんぱく質は筋肉や皮ふなど、体の材料に使われますが、脂質は体脂肪として蓄えられやすいという性質があります。ですから、細かいカロリーを気にするよりは、脂質の少ない食品を選ぶように心がけましょう。

 

 

計算いらずのカロリーHigh&Low法則!!

 

カロリーは、目安としてざっくりとらえるのが賢い活用法。何が高くて、何が低いのか、見分ける方法をいくつか紹介するので、食品選びの参考にしよう!

 

■法則① カロリーと重さは反比例する!!

ずっしり重たい食品はカロリーも高いようなイメージがあるもの。でも実は、水分が多く含まれている食品ほど重量が重くなるため、重いものほどカロリーが低くなる傾向に。

例えば、じゃがいもも揚げたポテトチップスは、水分が減った分カロリーも大幅にアップ。果物も生のものより、乾燥して軽くなったドライフルーツのほうが高カロリーになります。(じゃがいも1個100g 76kcal、ポテトチップス100g 554kcal)

 

■法則② 値段とカロリーは比例する!!

寿司屋で使えるのがこの法則。うにや大とろなど、値段が高いネタの口の中でとろけるような食感は、脂がのっている証拠。必然的にカロリーは高くなります。

一方、いかやたこなど安価なネタは脂質が少なく、低カロリー。噛みごたえもあるのでダイエットに向いています。また、この法則は肉類にも応用可能。霜降り肉など、値段が高い肉ほど脂質も多く高カロリーに。(いか1人前89kcal、とろ1人前164kcal)

 

■法則③ 柔らかいほうがカロリー高の可能性大!!

部位によってカロリーが異なる肉類。柔らかい部位のほうがカロリーは高めと覚えればおおむねOK。適度な霜降りのサーロインやロース、脂がのったカルビなどは柔らかく、おおむね高カロリー。

一方、肩肉やタンなど、噛みごたえがある部位は脂身が少なくてカロリーは低めです。パン類も、ふんわり柔らかいものより、ハード系のほうがカロリー低めと、この法則が当てはまります。(タン1人前216kcal、カルビ1人前352kcal)

 

■法則④ 手間がかかるほどカロリーは高くなる!!

外食メニューを選ぶ際は、調理の手間が複雑なほどカロリーも高くなると覚えて。例えば、普通の焼きそばよりも、麺を油で揚げたかた焼きそばのほうがカロリーは高くなります。

魚類でも、刺し身→焼き魚→煮魚→フライと調理の工程が増えていくほどカロリーも高め。また、フレンチなどでは、料理名が長くなるほど、使う食材や調理工程が増え、カロリーもアップ。(あじの刺し身1人前90kcal、あじのフライ1人前280kcal)

 

■法則⑤ 自然に近いほうがカロリーは低い!!

加工品ではなく、素材をそのまま残した料理のほうがカロリーは抑えられます。例えば、豚肉でも、塩、こしょうをして焼いたソテーのほうが、加工されたソーセージよりも低カロリー。

また、カレーをつくる際も市販のルーを使えば手軽ですが、意外と脂質が多く含まれているもの。カレー粉を使ったほうが、油を使わずにすみ、カロリーを低く抑えられます。(豚もも肉50g 92kcal、フランクフルトソーセージ1本50g 149kcal)

 

■法則⑥ “サクサクッ”はカロリー高めのサイン!!

クロワッサンやメロンパンなど、パン類のサクサクッとした軽い食感はおいしさを引き立てますが、これはバターがたっぷり入っている証拠であり、実は高カロリー。

硬くて噛みごたえのあるフランスパンや全粒粉パンのほうがカロリーは低めです。また、クッキーやビスケットも、サクサクしているほどバターが多く使われていて高カロリーです。(ロールパン1個95kcal、クロワッサン1個134kcal)