現代病である生活習慣病の起因となる高血圧。水や入浴と大きな関係があるということはご存じでしたでしょうか。

 

”水道水が高血圧をより悪化させる”など、飲水の時や入浴の時に気をつけなければいけないこと、積極的にやるべきことなど、あまり知られていない事実がたくさんありますので、高血圧の人はこの機会にぜひ知っておきましょう。

 

 

高血圧「魔の時間帯」とは?

 

高血圧症や動脈硬化の進行している人にとっては血圧が上昇する朝方から昼頃にかけての時間帯を「魔の時間帯」といわれています。それは血管を詰まらせる要因がいくつも重なるためにそう言われています。

 

その要因とは「目覚めとともに血圧が上昇して行く、就寝中に身体の水分が蒸発する事により血液の粘性が高まっている、降圧剤の効き目が弱まっている」などから血栓が出来やすくなっているからです。

 

突然死の一つと言われている脳梗塞や心筋梗塞、脳出血や心不全などのデータからも起床後3~4時間に発作を起こす事が分っています。これを防ぐには、目覚めと同時に水分を補給する事が血液をサラサラにし「魔の時間帯」のリスクを低減させます。

 

 

寝る前に飲む水は宝水!

 

昔の人は寝る前に飲む水のことを「宝水」といっていました。それは寝ている間に蒸発して不足する水分を寝る前に飲むことによって朝方の発作を起こさないために飲んでいたと思われます。

 

注意しなければいけないことは、寝る前に甘いジュースなどを飲まないことです。甘いジュースは血糖値を上げてしまい血液の粘性を高めるリスクがあるからです。高血圧の方は是非寝る前に水分を補給して「魔の時間帯」の対策をされる事をオススメします。

 

 

高血圧の人が注意する事!

 

高血圧の人は血管を収縮させる喫煙や血液をドロドロにする高脂肪食に注意するのはあたり前ですが、それ以外にも最も注意が必要なのは入浴の仕方です。

 

寒い冬に温かいお風呂は大変気持ちのいいものですが、冬場に高温のお風呂に入ると温度差が血圧をさらに高め脳卒中の大きな原因になります。

 

また高温のお風呂は血栓を作りやすく入浴中に脳梗塞、心筋梗塞を起こした場合、倒れてしまえば溺死するケースも少なくありません。高血圧症の方や高齢の方の入浴は38℃?40℃のお湯に心臓から下の半身欲で10分以内にすることが望ましいでしょう。

 

 

血圧を上げる水道水!

 

私達が生活水として使っている水道水には、殺菌の目的で塩素が使われていることは皆さんご存知のことだと思います。高血圧の方の食事療法として減塩食が勧められているのは、食塩中の塩素が血圧を上げているからです。そのために味付けは薄味になり味噌汁・しょうゆ・梅なども減塩タイプのものが使われています。

 

塩素が血圧を上げる理由はアンジオテンシン転換酵素の働きを活発にして血圧を上げます。したがって、食塩や塩素を取らないことが高血圧の予防・改善につながります。

 

高血圧の方がいくら減塩食を取っていても血圧が下がらないのは、水道水を常飲していることが指摘されています。(水道水には塩素が多いのです。)

 

私達は日常生活の中で知らぬまに血圧をあげる塩素を摂取しているのです。水道水を飲む場合、一度沸騰させれば塩素は除去され血圧に影響をあたえません。

 

日々の生活習慣としてもそうしたいものです。生活習慣病として高血圧を患っている方は、水道水の塩素でも高血圧になることを知り身体の中から塩素を除去する事をお考えください。

 

体内から塩素が除去されると、身体の機能として恒常性(ホメオクタシス)機能が働くようになり、血圧を下げるキニンという物質が放出されます。

 

そうなると今まで血圧を上げていたアンジオテンシン転換酵素の働きが徐々に阻害され、血圧を下げるように作用し恒常性機能の回復と共に高血圧から開放されるのです。

 

日本の人口 :1億2千800万人(100%)
高血圧 又は 予備軍 :3500万人(27%)

 

国民の4人に1人は高血圧又は高血圧予備軍の方です。国民病と言っても過言ではないですね。

 

 

高血圧が怖い理由

 

高齢化が進むにつれ高血圧患者は増えています。高血圧は痛くも痒くもなく、年をとれば誰でもかかる病気と思われ気味で、危機感がないのが一般的のようです。しかし、その危機感がないのが大変怖いのです。三大成人病から考えてみても日本人の死亡原因・・・

 

第1位:ガン
第2位:心臓病
第3位:脳血管疾患

・・・と言われています。

 

第1位のガンの原因は、遺伝子の突然変異によるものです。しかし、第2位、第3位の心臓病や脳血管疾患は、突然死と言われている高血圧が関係し動脈硬化が原因と言われています。

 

「人は血管と共に老化する」と言われているくらい、高血圧は血管の老化を促進させ動脈硬化を誘発させます。高血圧を放置すると突然死というリスクを増大させてしまうのです。

 

また、高血圧は他の疾患と合併しやすく複合した場合死亡率が2倍以上になると言われており、さらに血管に高い圧力をかけるため血管が痛みやすくボロボロになりなり老化を早めることにより突然死を招く率が上がるのです。