片頭痛は「血管性頭痛」の一種で、頭をとりまいている動脈が拡張するためにおこる病気です。日本人の6~8.6 パーセントの人が片頭痛であるという調査結果もあり、その多くは遺伝によるものといわれています。

 

片頭痛の多くは片側の額やこめかみ部分が痛くなりますが、両側や頭の後ろ、頚部まで痛みが広がったり、後頭部から前のほうへ広がっていくこともあり、吐き気や嘔吐をともなうことがしばしばあります。

 

発症頻度は年に1~2回のものから週に数回、持続時間も数時間で軽快するものから丸1日ないし数日間続くものまでさまざまです。

 

頭痛の前ぶれとして、生あくびが出たり、目の前に閃光がみえたり、肩や頚すじが張るなどの前駆症状が現れることもあります。

 

頭をとりまいている動脈が拡がると血管壁が張り、そのなかにある神経の末端が刺激され、拍動性の痛みとして伝達されます。

 

そして、脈を打つたびに血管の内側の血圧が上がり、脈と一致してズキンズキンとした痛みをおこしますが、この血管の拡張の度合いがあまりにも強いと脈拍にはあまり影響されず、ガーンとした持続的な痛みを感じることもあります。

 

 

遺伝的要因をもっている人がのぼせたり、逆に冷えたりなどの物理的要因が重なると発作がおこりやすくなります。

 

また自律神経系の変調でおこるめまいや動悸、生理不順などをもっている女性にもおこりやすく、ストレス、低血圧、たばこ、お酒、アイスクリームによる冷えも発作の誘因といわれています。

 

片頭痛は若い人に多く、高齢になるとほとんどは軽くなったり消えてしまったりします。遅くても70歳くらいまでに収まるのがふつうです。