髪の毛がたくさん抜けて困っている、、、そのような方は意外にも多く、これは髪の毛の仕組みのほか、シャンプーといった生活上で使用する物品など、さまざまな要因によって引き起こされています。

 

髪の毛がどのように生えてくるのか、抜け毛になる原因など、当ページで詳しく紹介していきます。髪の毛に悩みをお持ちの方の参考になれば幸いです。

 

 

髪と発毛の仕組み

 

人間の髪の毛は、肌の角質層が変化してできたもので、その主な成分は蛋白質で約20種類のアミノ酸によってできています。髪の毛自体は、生きた細胞組織ではないため、一度ダメージを受けると、自己で簡単に修復することはできません。

 

髪の毛の生成には、頭皮から栄養分を吸収して行っていますが、必要な栄養分が不足したり、頭皮の血行が悪くなったりすると髪が正常に生えなくなり、抜け毛の原因になります。

 

髪の毛は、毛幹(地肌から見えている部分)」と「毛根(頭皮に埋もれている部分)」の2つに分けられます。普段は表面に出ている毛幹部分を髪と呼んでいますが、実際の発毛は毛根の部分で行われています。

 

毛根には毛球という部分があり、毛球にある毛母細胞が分裂・成長することで髪が生まれます。そのため、毛母細胞に十分な栄養が行き届かないと発毛活動が阻害されることになります。

 

 

フケと抜け毛

 

フケは、髪の毛の分泌物の中で中性脂肪と、スクアレンというものがありこれから生成されます。スクアレンは、肝臓において生合成される油脂の一種です。

 

スクアレンは、紫外線にあたると過酸化脂質に変わる性質をもっており、また、中性脂肪は、酸素によって脂肪酸に分解される性質を持っています。そして、この過酸化脂質と脂肪酸は、どちらも頭皮に悪影響を及ぼす物質で、これが頭皮にダメージを与えることで、抜け毛を促進します。

 

つまりフケが多いということは抜け毛の原因となる分泌物が多いということですので、フケは抜け毛の予告ということができるのです。

 

また、フケが多いと、それが毛穴につまり、そこで、細菌が繁殖して炎症を起こすと「粃糠性脱毛症」「脂漏性脱毛症」といったフケが原因の脱毛症になってしまうことがあるので注意が必要です。

 

つまり、フケを予防することが、抜け毛の予防にもつながる場合があるので、頭皮を清潔に保ってフケを予防することが抜け毛を防ぐひとつの手段と言えます。

 

 

抜け毛を起こす可能性のあるシャンプー・リンスの種類

 

髪の毛を清潔にするためにシャンプーがありますが、種類によっては、抜け毛の原因となるものがあります。シャンプーには、合成系と天然素材系の、2種類があります。市販のシャンプーは、石油系の種類のものが多く、石油系の種類のシャンプーは、合成系の界面活性剤をベースにして製造されています。

 

合成系の界面活性剤をベースにしたシャンプーは、浸透性が高いので、頭皮の毛包の奥まで入りこんでしまうので、これにより毛根周辺の細胞にダメージを与える可能性があるのです。

 

石油を原材料とする合成系の種類のシャンプーと比較して、天然素材系の種類のシャンプーは、こういった心配がないので、シャンプーを購入する際は、こういったものを選ぶほうが無難といえます。

 

また、シャンプー後に使用するリンスですが、抜け毛が気になる脂性の人には、油分の少ないリンスの使用がいいようです。また、油分の少ないリンスでも、リンスを地肌にたくさんつけすぎると、肌から出る脂と、リンスの油とが混ざって、フケを増やす原因になりますので気をつける必要があります。

 

 

現代人の抜け毛、薄毛の状況

 

今日、日本人男性の約3人に1人が抜け毛、薄毛などで悩んでいるのが現状のようです。その原因は、生活習慣の不規則さ、過度のストレス、食生活の欧米化にともなう高カロリー化など、様々な要因が考えられます。

 

遺伝的な要素ももちろん大きいですが、こういった生活習慣が原因であったり、抜け毛、薄毛を促進する要因になることもあります。

 

 

抜け毛と遺伝の関係

 

抜け毛に遺伝がその原因として大きく関わっていることがあります。髪の毛の成長に欠かせない頭皮の毛母細胞の中には、「タイプ2型5αリダクターゼ」という酵素が存在しています。また、頭皮の皮脂腺の中には、「タイプ1型5αリダクターゼ」という酵素が存在しています。

 

この「5αリダクターゼ」という酵素は、男性ホルモンの一種である「テストステロン」と結合し、「ジヒドロテストステロン」というホルモンに変化します。この「ジヒドロテストステロン」というホルモンは、通常の男性ホルモンの5~10倍の強力さで、毛母細胞における髪の生成を妨げると言われているのです。

 

つまり、親からの遺伝が原因で、「5αリダクターゼ」の量が先天的に多い人は、抜け毛になりやすい体質だということになってしまいます。遺伝が抜け毛の原因の一つだと言われてるのは、このためです。

 

 

抜け毛の原因となるフケ

 

フケは、頭皮の角質細胞がはげ落ちたものです。頭皮からできたフケに、皮脂や汗からの分泌物が混ざると、細菌が繁殖しやすい環境をつくり、頭皮が不潔になり、カビや細菌が繁殖し、それが頭皮の炎症や、吹き出物を起こし安くなります。これが、頭皮を痛め抜け毛の原因となるのです。

 

 

喫煙と抜け毛

 

喫煙も抜け毛を促す要因といえます。煙草を吸うと起こる血管収縮作用は、血流障害を起こし、血液の流れが悪い状態になります。また、煙草が燃える時に発生する一酸化炭素は、ヘモグロビンと結合して酸素の運搬を阻害し、酸素欠乏を起こすこともあり、これも髪の発育に悪影響を及ぼします。

 

 

抜け毛の治療

 

抜け毛の治療には、発毛剤の使用、発毛専門の医療機関に通い、専門の医師の指導のもと、治療を受ける、発毛サロンで治療を受けるなど、様々あります。

 

 

発毛剤、育毛剤、養毛剤の違いとは?

 

発毛剤は、毛母細胞に活性化を働きかけて新しい毛の発育を助ける効果があります。ですので、発毛剤は、新しく生えてくる髪を大切にしたい方向けです。育毛剤は、毛髪の成長を促進する効果があり、養毛剤は、抜け毛の防止と保護に効果があります。ですから、場合に分けて、これらを使用することが必要となります。