揚げ物は、衣が厚ければ厚いほど、油を吸ってカロリーが高くなっていきます。そうはいっても、揚げ物が365日、食卓にあがらない食事は味気のないものです。それでは、どうすれば揚げ物を健康的に食べることができるのでしょうか。

 

 

酸化した古い油を食べるのは動脈硬化へまっしぐら

 

揚げ物をする場合は、衣となる天ぷら粉やパン粉を極力薄く使い、できるだけ衣を薄くするように心がけましょう。また、素材が油に接する面が多いほど、吸油率も高くなるので、材料はなるべく大きく切って使いましょう。

 

素材としても、油を吸収しやすい「生しいたけ」、「なす」、「玉ねぎ」はなるべく避けたほうが良いでしょう。揚げ物でもっともカロリーが少なくて済むのは、衣を着けない素揚げです。から揚げ、フライ、天ぷらという順番に、どんどんカロリーは高くなります。また、衣は小麦粉よりも片栗粉の方が油の吸収率は低くなります。

 

また、「和食が良い」といっても、天ぷら定食や天丼などは、カロリーが高いので、食べ過ぎないように注意した方がよさそうです。また、カロリーがオーバーしてしまいそうな日は、天ぷらやフライの衣をはずして、中身だけ食べても良いと思います。(そばで見ているとちょっと汚くて、もったいない感じがしますが・・・)

 

また、揚げ物を揚げる時は、なるべく高温にして短時間で揚げましょう。天ぷらは野菜を先に、お魚やお肉はあとから揚げると良いようです。できあがった、揚げ物は、キッチンペーパーなどで、十分に油を切ってから、食べましょう。

 

 

酸化した油を食べない工夫

 

揚げ物は、時間がたてばたつほど、どんどんと酸化していきます。なるべく、揚げたてを食べることをおススメします。少なくとも、揚げたその日のうちには食べましょう。買ってきたお惣菜の揚げ物を、冷蔵庫や冷凍庫に入れて保管し、数日後に食べるのは、油の酸化が激しいので、絶対にやめましょう。

 

また、油の酸化を防ぐためになるべく小さな容量のものを買ってきて、短期間に使い切ることをおススメします。スーパーの特売は、ほとんどが大容量なので、お買い得なのはわかりますが、ご家族の健康のためにグッと我慢をしてください。一度開けた油は、日光に当たると酸化が始まるので、もちろん室温で構いませんが「冷暗所」に保存しましょう。

 

本来であれば揚げ物は、新しい新鮮な油で揚げてほしいのですが、もしどうしても、何回もこして使う場合は4回~5回が限界と考えてください。

 

 

「油やアクをとるシート」は内臓脂肪撃退料理の必需品

 

多くの会社が、煮込み料理の鍋に、浮かべておけばアクが取れ、なおかつ料理の脂肪分まで吸ってくれる料理用シートを販売しています。おいしい煮汁はそのままで、アクや脂肪だけが取れるという、メタボリックシンドロームの気になるご家庭の台所の必需品といえるでしょう。

 

カレー・煮物・ロールキャベツ・おでん・ポトフなどにも非常に役にたちます。お肉のアクは、お肉のたんぱく質がしみ出て、熱で固まり油とまざって表面に浮いたものといわれています。

 

煮汁が60度くらいから浮かび始め、次第にアク同士が集合して大きくなってきますよね。アクとりシートはアクが小さいうちに吸ってしまい、煮汁に逆戻りすることなく、アク同士がシート繊維に絡んでいきます。

 

水をはじき、油になじむ性質がある材質を使っていますので、キッチンペーパーとは異なり、煮汁は吸わずアクや油だけを吸収してくれます。しかも、落し蓋効果があり、煮汁がよくまわります。

 

また、中サイズのシート1枚で、ビール中ビン1本分程度(約190kcal)のカロリーダウンができます。カレー・シチュー・煮物の鍋にシートをのせておくだけ。おたまを使わずに、アクと油がスッキリとれるのです!

 

シートの耐久性は優れていて、 長時間煮ても安心です。また、耐熱温度は130°Cなので、圧力鍋でも使えます。その理由は、繊維を高圧水流でしっかり絡めたシートなので、長時間煮ても溶けたりほぐれたりしないのです。

 

使い方はいたって簡単。水や、だし汁を加えた後にすぐ、シートをのせておくだけでOK。材料が煮えたらとり出せばよいだけです。

 

応用編として、カレー・シチューなどルーを入れるもの・厚揚げの煮物などはアクがとれたらシートを除く、ロールキャベツ・魚の煮つけ・おでん・さつま汁・五目豆などは最後までシートをのせておく、ゆで豚・角煮・ボルシチ・ポトフなどアクや油が多く出る料理は途中で新しいシートに取りかえれば、効果的にカロリーダウンできます。