日本人は健康意識が高く、食品の種類は世界で屈指。また、美味しい食べ物が多いのが日本の魅力の1つです。ただ、食べ物には一緒に食べていいものと悪いものが存在し、健康を考える上ではしっかりと注意しておかなければいけません。

 

食べ物の組み合わせで、どのようなものが良いのか、どのようなものが悪いのかを知っていれば、健康促進に繋がるだけでなく、会話のネタにもなりますので、この機会にぜひ学んでおいてください。

 

 

食べ物同士の良くない組み合わせ

 

まずはじめに、食べ物同士の悪い組み合わせをみていきましょう。以下に紹介する組み合わせは必ずダメだというわけではありませんが、避けた方がいいのは間違いありませんので、可能な限り一緒に摂取しないようにしてください。

 

そうは言っても食卓に出たらついつい食べてしまうもの。そういう場合は食べても構いません。ただし、一緒に食べるのは良くないということは頭に入れておいてください。

 

・酒とからし

炎症を悪化させる。高血圧、糖尿病、高コレステロールなどの生活習慣病を助長する。

 

・ナスの漬物と冷そば

ナスは体を冷やし、冷たいそばは胃を冷やすので、冷え性の人には向かない。豚肉と冷そば、カニと柿、カニとかき氷も体を冷やす。

 

・トマトときゅうり

きゅうりのアスコルビナーゼがトマトのビタミンCを破壊する。どちらも体を冷やす。

 

・レバーとみょうが

みょうがの苦味物質が胃腸の働きを抑えるため、レバーの栄養素が十分に吸収できない。

 

・大根とにんじん

生のにんじんに含まれるアスコルビナーゼが大根のビタミンCを破壊する。

 

・てんぷらとスイカ柿と鉄分

スイカは水分が多いので胃酸を薄めてしまい、消化力が低下する。柿は鉄分の吸収を妨げる。妊婦さんには向かない。

 

・ステーキとビール

どちらも酸性食品で、酸性の食品を多く摂ると結石になる危険性がある。アルカリ性野菜も一緒に摂りましょう。

 

・ほうれん草とゆで卵

ゆで卵の硫黄分がほうれん草の鉄分の吸収を妨げる。

 

・ハムとソース

ソースに使われる合成保存料がハムの亜硝酸と反応して発がん物質が生まれる。

 

・うなぎと梅干し

昔からよくいわれるが、うなぎの脂っこさと梅干しの強い酸味が消化不良の原因になることもある。

 

 

食品と薬の怖い組み合わせ

 

次に、一緒に摂取すべきではない食品と薬の組み合わせをご紹介します。薬の多くは食後30分以内に摂取するものが多いのですが、食べ物が消化されるまでには時間がかかり、胃の中で薬と一緒に消化されます。

 

つまり、薬を飲む前に食べたものが影響を及ぼす可能性があるため、以下に紹介する食品と薬の組み合わせはできるだけ避けるようにしてください。

 

・ピザと風邪薬

鼻づまりに効果がある「塩酸フェニルプロパノールアミン」とチーズなどの乳製品・カジキ類・たらこ・筋子・ワインなどに含まれているチラミンと結びつくことにより血圧の上昇、肩こり、頭痛を起こす。

 

・カレーライスと糖尿病の薬

血糖が下がりすぎてしまい、昏睡状態になってしまう可能性がある。とても危険である。

 

・グレープフルーツと睡眠薬

薬が効きすぎてしまい意識障害になってしまう可能性がある。また、グレープフルーツの酸味が降圧剤の吸収を良くしすぎて必要以上に血圧が下がり過ぎてしまう危険もある。

 

・コーヒー・紅茶・アルコールとH2ブロッカー(胃腸薬)

カフェインの作用を長引かせ、さらに胃腸を荒らすので絶対にコーヒー・紅茶では飲まないこと。アルコールは分解が妨げられて急性アルコール中毒に似た症状を引き起こすので危険です。

 

 

食べ物同士のよい食べ合わせ

 

最後に、健康促進に一役買う組み合わせのよい食べ物についてご紹介します。健康に気をつかっている方は特に、以下に挙げる組み合わせを考えて料理を作ってもいいかもしれませんね。

 

・大豆と昆布

消化の悪い昆布を大豆に含まれるサポニンが助け、吸収効果を高める。

 

・山芋とマグロ

山芋の成分ムチンがマグロの良質なたんぱく質の消化吸収を助ける。

 

・豚肉とニンニク

豚肉に多く含まれるビタミンB1の吸収をニンニクのアリシンが助ける。

 

・豆腐とかつお節

豆腐には必須アミノ酸のメチオニン・リジンが不足していますが、かつお節がこれを補い、卵に負けない完璧なたんぱく質補給となります。また、ビタミンDも豊富に含まれているので豆腐と一緒に食べると、豆腐だけ食べるときよりも20倍もカルシウムが吸収されやすくなる。豆腐には豊富なカルシウムが含まれており、ビタミンDと組み合わさると人体への吸収率が高まる。

 

・豆腐とキャベツ

脳の老化防止。豆腐と豚肉、栗、くるみも同様の効果あり。

 

・納豆と焼き海苔

ビタミンB2の吸収力を高める。

 

・納豆としそ、ネギ

胃腸の強化、下痢や便秘の予防。

 

・ステーキとワイン

酸性のステーキをアルカリ性のワインが中和してくれる。赤ワインに含まれているポリフェノールが心臓病、動脈硬化、肥満防止に効果あり。

 

・ほうれん草とゴマ

ほうれん草にはシュウ酸が含まれていて食べ過ぎるとカルシウムとの比率が壊れ、結石になりやすくなる。これを防止するには、ゴマやピーナッツが最適で、マンガン・銅などの造血効果のあるミネラルと合わせて、ビタミンやたんぱく質などが重なり合って体内での効果を高める。

 

・わかめと酢

わかめのミネラルをお酢が吸収する。消化しやすくする。

 

・鶏肉と大豆

鶏肉に含まれるメチオニンというアミノ酸の消化を大豆のビタミンB6が助ける。

 

・油とにんじん

にんじんに含まれるビタミンAは、油によって3倍吸収が良くなる。

 

・ビールと枝豆

枝豆は色々な成分が含まれていて栄養価も高い。お酒の量を少なくするコリンやメチオニンなど脂肪肝を防止する働きもある。また、ビールによって起きる利尿作用で一緒に出てしまうカリウムも補ってくれる。カリウムはナトリウムとのバランスを取りながらすい臓や腎臓、筋肉や心臓機能も調節してくれる大切な役割をもっている。

 

 

まとめ

 

このように、食べ物にはよい組み合わせとダメな組み合わせがたくさんあります。特に薬との組み合わせには十分注意しなければいけません。

 

薬の効果が落ちるばかりか、副作用が強くでたり、場合によっては症状をさらに悪化させてしまうこともあります。

 

なお、社会人になると多くの人がビールを飲むはず。毎日飲む人も多いでしょう。生活習慣病を助長させるのはビールではなく、ビールのおつまみですので、脂っこいものばかり摂るのではなく、枝豆に変えるなどして生活習慣病の予防に努めてくださいね。