食べ物を消化吸収する胃腸を健康な状態に保つことはとても大切なことです。胃腸の働きをもっとよく知って健康でいる為に前向きに取り組みましょう。それが最も近道かも知れませんね。

 

 

消化の流れ

 

食べたものをまず唾液である程度細かくし、胃で消化します。消化とは食物の中の炭水化物・たんぱく質・脂質を小腸から吸収できるほどの分子レベルにまで小さくすることです。

 

食べ物は移動しながらその場所場所で酵素が働き、栄養素を小さく分解しているのです。例えば、たんぱく質はアミノ酸が1000個以上も糸でつながれたようになっていてそれを消化酵素が中心となってバラバラにする作業をおこなうわけですが、消化酵素が不足しているとうまく作業ができません。

 

また食べた量が多いと、消化酵素が追いつかなくなって完全な消化が出来なくなります。 脂肪も芋虫のようにつながっているのをリパーゼという消化酵素が働いて消化にあたります。消化酵素が十分になければ消化が完全に出来ないばかりか、腸内で悪玉菌のエサになってしまいます。

 

悪玉菌が増えると腸内は腐敗し、異常発酵を起こすので、腸が汚れます。食べたものの栄養素のほとんどは小腸で吸収されます。吸収された栄養素は血液を通して体全体に運ばれます。腸が汚れていると運ぶ血液も汚れて体も不健全な状態になるわけです。

 

また腸内細菌の働きで、体内酵素やビタミンまでもが腸で作られています。ますます腸内をきれいにしておく必要があります。腸には多くの免疫細胞が集中していて免疫力・自然治癒力を高める働きがあります。

 

また、侵入してきた細菌や毒素を腸内で排除する働きもあります。他にも化学物質や発がん性物質を分解したり、健康維持の為にいろいろと働いてくれているのです。

 

 

腸の働きは健康のために大切

 

また腸は脳の指令がなくても自分の判断で働く能力を持っています。脳死の状態に陥ったとしても腸は正常に働いてくれているのです。 こんなに頑張っている腸を慢性便秘なんかで汚していたら、病気になってもおかしくないことで、“便秘くらいで”なんて軽く考えたら本当は怖いことなんです。

 

日本人は近年、動物性たんぱくや脂肪が多すぎるアメリカ人の食事内容に近くなってきているとのこと。動物性の食物は腸に長く留まり、悪臭ガスや活性酸素を発生させます。ひいては免疫力・抵抗力が低下して病気になりやすい体質になるわけです。

 

 

腸内にいる様々な菌

 

腸内には善玉菌と悪玉菌それに日和見菌が共存しています。日和見菌が大多数を占めているのですが、腸内環境によって悪玉菌になったり善玉菌になります。悪玉菌に転化させないようにしなければなりません。

 

主要な善玉菌である乳酸菌を多くもっておくことは健康維持に必要不可欠です。

 

 

腸内細菌の働き

 

腸内細菌の主な働きは

1.ビタミン・5000種類の酵素を作り出す。
2.免疫力・自然治癒力を高める。
3.腸内を酸性に保つ。
4・細菌や毒素を腸内で排除する。
5・科学物質や発がん性物質を分解する。
6.抗生物質などの副作用を抑える。

 

長生きして健康寿命を伸ばすのであれば、腸をきれいにするだけでなくよい腸内細菌を育てていく事が必要です。生活習慣や食習慣を改善することで、腸内環境を整えましょう。

 

 

人によって異なる乳酸菌

 

食習慣の違いなどにより腸内の乳酸菌は、人それぞれ種類や量も違いがあります。人はもともと腸内に常在菌という菌を持っています。

 

その菌を増やしつつ外来菌の乳酸菌を毎日とることが大切になります。今、生きたまま腸に届く善玉菌のヨーグルトが市販されていますから積極的に取っていきたいですね。

 

また善玉菌のエサとなる食物繊維やオリゴ糖も積極的に取るようにすることで、腸が元気になります。プレバイオティックスといいます。

 

 

乳酸菌は毎日継続的に

 

乳酸菌は毎日取ることが大切です。腸内常在菌に仲間や餌をあたえる感じで取り続けてみてください。

 

よい腸内環境を作るには夜更かしをしないとか、食事を肉中心のメニューから野菜中心のメニューに変える、良質な水を適量飲む、ストレスをためない。などの努力が必要です。

 

悪玉菌の代表がウェルシュ菌です。悪玉菌が増えると免疫力が低下し、ビタミン酵素などが作られる働きも低下するばかりか、細菌や毒素を排除する働きが弱まります。

 

また肌に吹き出物ができたり、髪のつやが失われたり、生活習慣病のきっかけになったりするのです。ウンチやオナラが臭くなって腸が悲鳴をあげていませんか?乳酸菌を毎日摂取することで、健康的な体でいられるので、可能な限り、毎日継続的に摂取していきましょう。