赤ちゃん、特に新生児は言葉を発することができず、泣くことでしか意思を表すことができません。

 

ミルクが欲しい、眠たいなど、泣きのサインはさまざまですが、中には体調不良や病気を発症していることもあり、ママがこれに気づかなければ時として大事に至ることがあります。

 

それゆえ、赤ちゃんのSOSを見逃さないために、「平熱時の体温」「飲食量の程度」「便の頻度」など、日頃からさまざまな点を把握しておく必要があります。

 

 

元気なときの平熱を知っておく

 

赤ちゃんは新陳代謝が活発なので、大人より体温が高めで、成長とともに低くなるのが一般的です、しかし、平熱は人によって異なるので、ふだんから赤ちゃんの平熱がどのくらいか、測っておくことが必要です。

 

発熱に早く気づくことが、病気の早期発見につながることもあります。体温の測り方にはいろいろありますが、わきの下で測るのがいいでしょう。わきの下の汗をふき取り、体温計をしっかりはさみ込みます。

 

また、授乳後や泣いているときは体温が高くなるので、落ち着いているときに検温することが重要です。

 

 

飲む量・食べる量、その子の「フツー」をつかんでおく

 

同じくらいの月齢の赤ちゃんがいると、飲む量、食べる量が気になり、つい比べてしまいます。しかし、それらは個人差が大きいものです。月齢が同じでもみんなが同じスピードで成長するわけではありません。

 

大事なのは、その赤ちゃんがふだんどれくらい飲んで食べているか、なのです。量が少なくても、元気があって体重が順調に増えていれば問題はありません。

 

自分の赤ちゃんの適量を知っておくことは、病気のサインに気づくポイントにもなります。周りの情報に惑わされず、その赤ちゃんの「フツー」を知っておきましょう。

 

 

便の状態、回数を覚えておく

 

便の様子をチェックすることは、赤ちゃんの健康状態を知るのに重要です。赤ちゃんの便は生後3カ月ごろから徐々に硬さを増して、離乳食が始まると大人に近い状態になっていきます。

 

下痢や血便、白っぽい便が出るときは病気の疑いがあるので注意を。一方、便秘は母乳を飲んでいる赤ちゃんには少ないのですが、離乳食が始まるとみられます。

 

野菜や海草など、離乳食の進み具合に合わせて、食物繊維の多く含まれる食材を与えましょう。うんちの回数は赤ちゃんによって異なります。排泄のときに苦しがるようなら、医師に相談してみても。

 

 

お風呂上がりに全身をチェック

 

赤ちゃんの平熱や飲む量、食べる量、うんちの状態や回数には個人差が大きいもの。それぞれの赤ちゃんの状態をいちばん把握できるのは、ママやパパです。日ごろから赤ちゃんの様子をチェックしておけば、「いつもと様子が違う」と病気の早期発見にもつながります。

 

赤ちゃんの全身状態をチェックしやすいのはお風呂上がりです。赤ちゃんもママもリラックスしています。体をふいたら、服を着せる前に様子を観察しましょう。日中は洋服に隠れて見えない部分に発疹がないかもわかりますね。

 

 

泣き声の変化を感じとる

 

赤ちゃんは、自分の気持ちや状態を言葉で伝えることができません。ですから、周りはその泣き方で判断するしかないのです。

 

生まれてすぐはママやパパも慣れず、なぜ泣いているのかわからず不安になりますが、1カ月もすれば次第にわかってくるようです。

 

お腹が空いているときやおむつがぬれているとき、甘えたいときなど、少しずつ泣き方が違っていることに気づくからです。

 

赤ちゃんのSOSを見逃さないためには、赤ちゃんの泣き方と全身状態をふだんから観察しておくこと。そして「これはおかしい」「原因がわからない」といったときには受診しましょう。