赤ちゃん時代の「叱る」は危ない事、してはいけない事を教えてあげること。つまり、なんでもかんでも叱るのは効果がなく、叩いたりすることにより、場合によっては恐怖を植え付けてしまいかねません。

 

そのため、赤ちゃんがダメな(間違った)行動をしたときには、まず大らかな態度で優しく接してあげることが大切です。

 

 

危ないことは「ダメ」ではなく、強制的に遠ざける

 

赤ちゃんは、世の中の何が危険かをまだ知りません。しかし、生後8カ月ごろまでにお母さんの緊迫したようすなどから「やってはいけない」という禁止の意味を理解できるようになります。危険なものに近づこうとしたら「あちちだよ」「あぶないよ」 「いたいよ」「おててつなごうね」など、子どもが行動を止められるよう、しっかり知らせてあげましょう。

 

「ダメ」と言うのではなくやさしい言葉で、何度もくり返して教えてあげてくださいね。このときに、言葉だけでなくぜひ表情でも伝えましょう。してはいけないことを叱るときは、少し怖い顔を見せてわからせてあげなければいけません。

 

生後10カ月ごろになると、ママの表情をうかがうようになります。たとえば、ママの顔色を見ながらいたずらをしたり、 ちょっと不安になったときに、ママがニコニコしているのを見て安心したりします。ママの表情は赤ちゃんの行動を決めるランドマークともいえるでしょう。

 

 

叱らずにすませるための工夫もしよう

 

「1才の1直線」と言われるぐらい、1才をすぎて歩けるようになってくると、面白いものを見つけるとそれに向かってトトトッと行ってしまうことが多くなります。本当にヒヤヒヤすることもあるでしょう。

 

興味を持って行ってしまうのは自然なことですし、危ないとしかって言い聞かせても理解できなくてあたりまえ。そんなときは、たとえば出かけるときは必ず手をつなぐようにしたり、子どもの興味をひくようなオモチャなどをママのポケットに忍ばせておいて、いざというときはそれで気を引くなど、「ひとりでどこかへ行かせない」工夫をするといいですね。まずは安全第一です。

 

 

許せる範囲のいたずらは叱らない

 

赤ちゃんのいたずらは困ることもあるけれど、とてもかわいいものですね。ママのバッグの中身を出したり、引き出しのものを全部出してしまったり。でも、ときにはママが困るようなこともしてくれます。

 

たとえばティッシュを次々出されてしまうのはイヤなら、手の届かないところに置くなどしていたずらさせないようにすればいいでしょう。

 

また、危険なものも触れないようにする工夫は必要です。でも、許せる範囲のいたずらはしからずに自由にやらせてあげてください。この時期の赤ちゃんの重要な遊びの1つなのですから。

 

 

大きな声で叱るより抱きしめてあげたほうがいいことも

 

子どもが興奮してだだをこねているようなときには、何を言っても子どもの心に届かないことがあります。そういうときは、ぎゅっと抱きしめてあげてください。だだをこねて堅くなっていた身体の力がすうっと抜け、気持ちが落ち着くはずです。

 

納得させようと説明してもこの時期はまだ無理ですから、まずは落ち着かせ、別の場所に連れていくなどして目の前の状況を変えてやれば、たいていはきげんが直るはずですよ。

 

 

まとめ

 

赤ちゃんは何が危険なのかまだ分かりません。それゆえ、むやみやたらに叱っていては、かえって恐怖を植え付け、場合によってトラウマになってしまい、自ら行動に移せない子に育ってしまう可能性があります。

 

愛情深く、危険から強制的に遠ざけてあげる、時には叱らないなど、見守ってあげることが何より大切です。「危ないから!」と怒る気持ちも分かりますが、赤ちゃんの成長のために、注意を怠らず、優しく見守ってあげましょう。