気管支喘息は、咳・呼吸困難・喘鳴(ゼイゼイという呼吸音)が主な症状ですが、赤ちゃんは免疫力が弱く、症状の現れ方が大きいため、気管支喘息に罹った場合には少し注意が必要です。

 

喘息の多くはアレルギーが関係していますので、アレルギーの原因物質を取り除くことが大切。アレルギーの原因物質の多くは家に潜んでいますので、病院で原因を特定した後、早急に二次発作の予防・対処を行ってください。

 

 

気管支のアレルギーで激しいせきや呼吸困難を起こす

 

気管支喘息は、気管支が炎症を起こして狭くなり、うまく呼吸ができなくなる病気です。ふだんは元気ですが、発作が起きると激しくせき込んだり、ゼーゼーと苦しそうな呼吸をし、息を吐くときに「ヒューヒュー」と笛のような呼吸音が聞こえるのも特徴です。

 

ほとんどの気管支喘息は、アレルギー反応によって起こります。気管支がハウスダスト、ダニ、カビ、花粉、ペットの毛など何らかのアレルゲンに反応して一時的に収縮し、粘膜がはれて狭くなります。同時にたんも増えるので、ますます気管が狭くなり、十分息を吐き出せずに発作が起きてしまうのです。

 

また、ストレスやかぜ、汚れた空気やタバコの煙、激しく動いたり笑ったりすることによって発作が誘発されることもあります。重症になると、喘息の発作で呼吸困難から酸素欠乏を起こし、命にかかわることもあります。

 

 

気管支喘息の症状

 

主な症状は、激しいせきや喘鳴で、症状は、発作の程度によって「小発作」「中発作」「大発作」の3段階に分けられます。

 

■小発作

せきが出て、呼吸が少し速くなり、軽い「ヒューヒュー、ゼーゼー」という音(喘鳴(ぜんめい))がします。息を吸うのは比較的ラクで、息を吐くときに苦しいことが多い傾向にあります。

 

■中発作

はっきりと喘鳴が聞こえるようになります。息を吸う回数が増え、呼吸が速くなります。寝ているときも呼吸が苦しいので、時々目を覚まします。ほかに、不機嫌になる、元気に遊べない、食欲がないなどの症状も見られるようになります。

 

■大発作

ヒューヒュー、ゼーゼーが激しくなり、呼吸が困難になります。寝た姿勢より座ったほうがラクになり、肩で息をするようになります。呼吸のたびに胸やのどがへこんだり、唇やつめが紫色になるチアノーゼを起こすこともあります。気管支喘息の発作は夜間や明け方に多く起こる傾向にあります。

また、発作が治まったように見えても気管支が敏感になっているので、ちょっとした刺激でまた発作を起こしてしまいます。発作が長引いたり、顔色が悪かったり、チアノーゼが見られるときは夜間でも急いで受診しましょう。

 

 

二次発生の予防・対策のためにすべきこと

 

喘息発作が見られたら病院で検査を受け、アレルギーの原因を突き止めておきましょう。治療には、主に気道の炎症を取る薬と、狭くなった気管支を広げる薬(気管支拡張剤)の2種類が使われます。処方された薬は指示どおりに使い、発作を予防し、抑えることが大切です。

 

①ラクに呼吸できるよう、ケアしてあげて

発作が起こったら、寝ているより上体を起こしていたほうが呼吸がラクです。たて抱きにしたり、敷きぶとんの下にクッションなどを入れて上半身を起こしぎみにしたり、ふとんに寄り掛かるようにして座らせたりするといいでしょう。  衣類をゆるめたり、たんが切れやすくなるようにこまめに水分を補給するのも、せきをしずめるのに効果的です。

 

②室内のほこり対策やダニ対策をしっかりと

気管支喘息の原因のひとつに、ハウスダストやダニ、イヌやネコの毛、ふけなどがあります。発作を予防する意味でもこまめに部屋をそうじし、晴れた日には窓を開けて空気の入れ換えを。  寝具は日光に当ててきちんと乾燥させ、その後、掃除機でダニの死骸(しがい)を吸い取るようにしましょう。

 

また、タバコの煙も気管支によくない影響を及ぼすので、赤ちゃんのいる部屋ではタバコを吸わないようにしてください。なお、気管支喘息にはアロマが効果を示すことがありますので、一度試してみるのもよいかもしれません。

 

 

まとめ

 

気管支喘息は主にアレルギー物質によって引き起こされます。赤ちゃんが一度発症すると、大人以上に苦しく、見ているだけですごく可哀想に感じるはず。

 

ママやパパが環境をしっかり整えることで、赤ちゃんの気管支喘息は改善できますので、楽に呼吸ができるように体勢を整えてあげたり、室内の空気を綺麗にしてくださいね。