お風呂の効果

 

入浴は、肌を清潔にすることはもちろんですが、体が温まることで血行が良くなる温熱作用や、水の圧力が心肺機能を高め、体内にきれいな血液を循環させる水圧作用、体や内臓が重力から解放され、筋肉をリラックスさせる浮力作用などの効果があります。

 

シャワーを使う場合は、シャワー圧を強くして熱めのお湯を浴びましょう。血液やリンパの流れを良くしてくれます。

 

温冷交互に浴びるときは、温水は1分、冷水は3から5秒くらいに。朝の目覚めには、首から背中にかけて温・冷シャワーをあびると良いでしょう。

 

 

温度や水位の法則

 

●熱いお湯、ぬるいお湯

お湯の温度や水位も大切なポイントです。42度以上の熱いお風呂は交感神経を活発にし、心身を目覚めさせるので、朝やこれから活動するというときには効果的ですが、高温のお湯につかり、短時間で出る方法は心臓に負担がかかるので、のぼせやすい人は注意が必要。

また、熱いお風呂に長く入るとかえって疲れてしまいます。「ぐっすり眠りたい」「リラックスしたい」というときは、体温よりちょっと高いくらい(38度〜40度くらい)のぬるめのお湯にゆっくりつかりましょう。

身体の中まで温まるには、皮膚の表面で温められた血液が身体の奥までめぐることが必要。そうなれば、温かさも長持ちします。熱いお湯に入って肌が赤くなっても、身体の内側はまだ温まっていないのです。「熱いくらいでないと入った気がしない!」という人は、あがる直前にお湯を熱くしましょう。乾いたタオルで身体を良く拭くこともお忘れなく。

 

●お湯はどこまで?

みぞおちから下だけの「半身浴」が注目されていますが、リラックスするには肩までつかった方がBetter。上半身を斜めにして浴槽の縁に首をもたれさせ、両肘は左右の縁に。こんな姿勢でのんびりしましょう。

水圧から逃れるためにも身体が水面に近づくこの姿勢がGOOD。お風呂に入ると、お腹のあたりが3センチも縮むほどの水圧があり、心臓や肺にはよくありませんが、水圧が適度な刺激ともなって血流が良くなり、新陳代謝が促進される効果もあります。

 

 

食事・水分摂取量

 

入浴中は、血液が表面に集まるため、内臓の血流量が少なくなります。

 

消化が悪くなるので、入浴の前後1時間は食事を摂るのを避けた方がいいのですが、熱い湯に入ると空腹感が薄らぐので、ダイエットには、夕食を摂る30分くらい前の入浴が効果的です。

 

ただ、あまり空腹な状態での入浴は避けましょう。また、お風呂に入ると汗をかいたりして、身体の中から水分が失われます。入浴の前後には水分補給を忘れずに。入浴後にオススメなのはスポーツ飲料です。汗をかいて身体から失われた電解質もいっしょに補給するためです。

 

 

試してみよう!様々な入浴法

 

お風呂の入りかたは、人によって様々。日本人の好む温度は42度前後だそうです。「熱いお湯に肩までつからないと」という人も多いのではないでしょうか。

 

この「肩がつかる」入浴方法を全身浴といいます。全身浴は水圧の影響が強く、温泉療法医会会長の植田理彦さんによれば、平均的な体格の人にかかる圧力の合計は560キロ。

 

それに対して、みぞおちから下だけお湯につかる入浴方法を半身浴といいます。最近注目されているのは、38から39度程度のぬる湯に長い時間つかる方法。直腸など身体の深部まで体温があがるので、血行が良くなり、冷え性などに効果的なのです。

 

月経痛や、腰痛、自律神経失調症なども原因は冷えと言われており、半身浴が勧められています。また、汗をかいたりして新陳代謝もよくなるので、お肌のためにも効果大です。

 

●半身浴

半身浴がなぜ注目されているかというと、身体にかかる圧力が小さいので、心臓や呼吸器に負担がかからないからです。そのため、のぼせることもなく、長時間の入浴が可能になるのです。ぬる湯に入ると副交感神経が優位になり、血圧を下げるなどの鎮静効果があります。寝る前に入れば熟睡できるので、よく眠れないという人にもオススメです。

 

(1)夏は37度から38度、冬は39度から40度程度のぬるめの湯を、座った時に、みぞおちがつかるくらい入れます。体温になるべく近い温度が、リラックスできます。

 

(2)下半身だけかけ湯をして、浴槽に。20分から30分ゆったりつかりましょう。このとき上半身や手を濡らさない方が良いでしょう。肩や腕が冷えるときは、乾いたタオルを肩にかけたり、濡れてもいいTシャツなどを着れば寒くありません。

また、シャワーを出しっぱなしにしてバスルームをミストサウナのような状態にしてもGOOD。バスタブに半分くらい蓋をすれば、お湯もさめにくくて、楽な姿勢で本や雑誌が読めますよね。

 

 

(3)十分温まったら、手足に水を数回かけるとより効果的だそうです。

 

●反復浴

反復浴は、5分程度を目安に浴槽から出たり入ったりする入浴法です。ぬる湯の反復浴は、入りっぱなしより、身体が温まった状態が持続するので、血行促進や新陳代謝を高める効果はさらにUP。半身浴で反復浴をするのも効果的です。また、熱い湯の反復浴は、カロリーを消費するので、ダイエット効果があります。

 

(1)手先や、足先など、心臓に遠い場所からかかり湯をする。

 

 (2)全身に湯をかけたら、浴槽に5分程度つかる。熱い湯につかる場合は浴槽に入る時間を少し短めにして、足、みぞおち、肩と徐々につかるようにします。

 

 (3)浴槽から出て、5分間身体を休めます。

 

(4)湯につかる、出て休むを2、3回繰り返します。休憩の間に、身体や髪を洗ったり、マッサージなどをすると良いでしょう。

 

(5)あがった後は、湯冷めしないように気をつけて1時間程度の休憩を。

 

●足浴

「脚湯(足湯)」は、バケツや洗面器にお湯を入れ、足を浸して温める温浴法の一種。足は、歩くことによって血液を心臓に送り返し“第2の心臓”と呼ばれています。

足を温めて血行を促すことで、むくみや全身の疲れがとれると言われています。また、体をぬらさずに体温の調節機能を正常にするので、古くから風邪や発熱の治療にも使われてきました。女性の大敵「冷え性」にも効果抜群です。

 

(1)大きめの洗面器またはバケツを用意して、39度から42度くらいのお湯を入れます。

 

(2)足を入れて温めます。お湯がさめたら熱湯を継ぎ足して15分くらい足をつけるとよいでしょう。