自分は健康だ!と思っていても、ふとした時に不健康になったり病気を患うこともしばしば。女性の場合、特に32歳と36歳が健康・病気の危険が高いというデータがあり、32歳・36歳の方は注意しておかなければいけません。

 

32歳の方は「がん」、36歳の方は「骨粗鬆症」や「更年期」を患う始まり年となっているため、一度自身の健康状態を見直してみてください。

 

 

「32歳」がんが心配される時期

 

月経は28〜32日周期で訪れ、5〜7日間続くのが正常とされます。月経が正常であれば、分泌されるエストロゲンやプロゲステロンも正常に働きます。

 

エストロゲンは膣に潤いをもたせ、子宮内膜を増殖させます。プロゲステロンは子宮内膜に受精卵が着床しやすいよう、柔らかなクッションをつくる働きを持っています。つまり、2つのホルモンが毎月、妊娠の準備を整えるわけですが、大切な役割はそれだけではありません。

 

特にエストロゲンには、コレステロールの増加を抑えて動脈硬化を防ぐ▽骨にカルシウムを蓄え、さらにその流出を抑えて骨粗鬆症を予防する——などの効果があります。

 

このため、20〜30歳代の「成熟期」にある女性では、同年代の若い男性にも起きる狭心症や心筋梗塞はほとんどありません。

 

また、閉経前の女性はアルツハイマー病に非常にかかりにくいことから、この病気にエストロゲンが関係しているとも考えられています。

 

「成熟期」の女性の卵巣活動は、35歳ごろにピークを迎えます。肉体的、精神的にも安定した「女ざかり」の時期ですが、思わぬ心配もあります。

 

厚生省のがんデータでも30〜34歳のころから、女性の胃がん・乳がん・子宮がんのり患率が、急に高まりだしているのです。

 

女性の厄年のうちでも、特に32歳は「大厄」と言われていますが、その理由はこんなところにもあるのでしょうか。

 

 

「36歳」骨量が減り出す時期

 

卵巣機能の活動とともに、女性の骨量も35歳ごろにピークとなります。それを過ぎると、卵巣は徐々に老化し、エストロゲンの分泌量は減ってきます。

 

若いころに骨へのカルシウムの蓄積が少なく、さらに出産や授乳の経験があれば、それだけ骨量の低下速度は増すことになります。

 

閉経は50歳をピークに、44歳から52歳までの間に78%の女性が迎えます。その閉経前後の「更年期」(平均45〜55歳)ともなれば、エストロゲン不足でさまざまな症状が出てきます。

 

■エストロゲン不足による症状

●骨粗鬆症

●コレステロール値が高くなることによる動脈硬化や心筋・脳梗塞、高脂血症

●粘膜の水分低下によるかゆみやかすみ目、性交痛

●膀胱粘膜の萎縮による膀胱炎

●尿失禁など

 

しかし、これらは若い女性でも、月経不順を放置しているような人の場合にみられます。

 

「更年期障害」の症状には、これらのエストロゲン不足による症状と、ホルモンバランスの崩れた自律神経失調症による症状は「のぼせ・ほてり」や「発汗」「冷え症」「動悸・息切れ」などがあり、

 

ほかに心理的な原因による「頭痛や頭重感」や「不眠」「全身倦怠」「不安感」などがあります。しかし人によって症状や出方もさまざまです。

 

 

まとめ

 

女性は男性と違い、ホルモンバランスが健康に大きく影響します。30代からはホルモンバランスが安定期に入りますが、同時にエストロゲンやプロゲステロンといった女性ホルモンの分泌量が減り、健康が阻害されることも多々あります。

 

更年期は40代以降の女性に多いものの、昨今ではエストロゲンやプロゲステロンを阻害する因子が一昔前と比べて多いことから、中には30代半ばで発症する人も多々います。

 

32歳・36歳の方は、今後も末永く健康でいられるよう、この機会に自身の健康を見直してみてはいかがでしょうか。