10代は体の変化は非常に早いものです。中学生や高校生といった若い世代には体調の変化などにより便秘は頻繁に起こります。

 

また、男子も女子も基本的には同じ原因で便秘になります。便秘に悩んでいる方は原因を知った上で、速やかに解消していきましょう。

 

 

食生活が便秘の元凶に

 

ダイエットをしたり、偏った食生活のために、便秘になる中学生や高校生といった若い人が増えています。これは便の材料になるような食事をしていないことが大きな原因です。

 

便がある程度のかたまりとなっていないと腸はぜんどう運動をおこしません。そのため、便のかたまりを大きくするためには、食物繊維を多めに食べてください。食物繊維を食べると、繊維がカスとして消化されずに残り、便を構成する要素になります。

 

食べる量が少なかったり、便をつくる材料が少ないと、腸も動かず活力を失い、弛緩性便秘(しかんせいべんぴ)になってしまいます。

 

通常、直腸に便がたまると便意を感じるためのサインが脳に送られます。しかし便をする時間がなかったりして我慢する癖がついてしまうと、便意が失せてしまい、それが何度も積み重なると直腸に便がどんどんたまり、直腸性便秘(ちょくちょうせいべんぴ)になります。

 

弛緩性便秘と直腸性便秘、この2つが中学生や高校生といった10代の若者に多くみられる便秘です。

 

また、現代社会ではストレスが大きな原因となっており、腸は意外にストレスに敏感。

 

適度に腸が動くのはよいのですが、敏感に反応すると絞るように強く締まり、お腹が痙攣するように周期的に痛むことがあります。これを痙攣性便秘(けいれんせいべんぴ)といいます。この便秘では、うさぎの糞のようなコロコロの便になってしまうことが特徴です。

 

 

規則正しい生活が改善のカギに

 

便秘を改善したい方は、まずは規則正しい食事など、生活全般を規則正しく行うように心がけてください。

 

朝起きて朝食のにおいなどを嗅ぐと副交感神経が刺激されて腸が動き、さらに胃袋に食べ物が入ってくると大腸が活発に動き出します。したがって、朝は排便にはとてもよい条件がととのっています。

 

朝起きてすぐに冷たい水などを飲むなど、腸の働きを利用して便を出す習慣をつけるようにしましょう。食事はしっかりとり、便意があるときはがまんしないでトイレに行く習慣をつけましょう。

 

朝食を抜く人は便秘にご用心!

10代男性の3割近くが朝食を食べる習慣がなく、10代女性では朝食を抜いている人が2割以上います。朝食を抜くと便の量が少なくなったり直腸内の内壁を十分刺激できず、自力で排便しにくくなるので注意しましょう。

 

そのほか、ストレスを少なくすることも大切です。

 

また、オシッコが近くなるからといって、あまり水分をとらない人がいますが、便に水分がいかないとますます硬くなってしまい、便秘をよりひどくさせてしまいます。

 

 

ストレスが原因の便秘

 

ストレスが原因で腸がうまく働かなくなるのが過敏性腸症候群

 

何度も便意をもよおす持続性下痢タイプ、コロコロとした便がでる便秘タイプ、下痢と便秘をくり返す下痢便秘交替タイプなどに分けられます。次のような点に注意してください。

 

まずは過敏性腸症候群だと自覚しましょう。どのような状態のときに症状がでるのかを確認し、症状がでたときの対策をたてます。

 

排便は日常の行為だと割り切って気にしないようにする、ストレスを解消する、便意にかかわらず朝食後15分たったら5分間だけトイレに座ることも大切。

 

食物繊維を多くとり、腸の働きを整えておくこともポイントです。

 

 

便秘を防ぐポイントは?

 

●便意は見逃さない
便意があっても排泄をしないと腸内に便がたまった感覚が鈍くなり便意を感じなくなる

 

●ストレスを上手に抜く
大腸の運動は自律神経が支配している。ストレスが多くかかると大腸のリズムが乱れる

 

●食物繊維が便をふやす
食物繊維は便の材料。直腸で腸壁を刺激して便意を促す。少ないと便も硬く少なくなる。

 

●意識して水分をとる
便は適量の水分を吸収して、適度な軟らかさになる。水分不足は便が硬くなり、痔の原因にもなるので注意

 

 

市販薬の飲み方

 

便秘の解消に市販の下剤を飲み続けている人がいますが、大腸を直接刺激して、便を出させる薬物療法は最終手段とし、まずは便に水分を含ませて柔かくする作用のある硫酸マグネシウムなどの塩類下剤を使用し、できるだけ自然な排便を心がけるようにしましょう。

 

どんな薬でも同じですが、使っていると効果が薄れ、量がどんどん多くなってしまうので注意が必要です。

 

 

意外に有効な浣腸

 

浣腸は最後の手段と考えがちですが、便が硬くならないうちに浣腸を使うと便が出やすくなり、そのうち浣腸なしでも便秘が解消されてくることがあります。

 

薬よりも害はないというのも朗報です。

 

最近、洗腸療法が流行っていますが、これは水を使って経肛門的に腸を洗浄するもので、洗腸を専門とする病院もできているようです。

 

一般に市販されているものでは、点滴セットのように吊したバックから水を注入して排便を促進する器具(ウイブケア)も出てきています。

 

ファッションモデルのなかには、毎日5リットルもの水(シャクラー)で洗腸するモデルさんもいるそうです。

 

中学生や高校生にとって浣腸はちょっと嫌な解消法かもしれませんが、便秘がひどい時は特に非常に有効な解消法となるので、本気で悩んでいる人は率先して活用していくようにしましょう。

 

 

お尻周辺のトラブル改善法は?

 

便秘や下痢になると、切れ痔(裂肛)イボ痔(痔核)になりやすく、それは、直腸は肛門に比べてかなり広い場所で、その広い場所から狭い場所である肛門を通ってでてくる関係上、しばしば肛門に無理がかかるためです。

 

もともと肛門は伸び縮みできる仕組みになっていますが、ある程度以上硬く大きなものが通ったり、何度もくり返し刺激されていると、表面が傷ついて裂肛がおこることになります。

 

また、肛門の静脈がうっ血すると痔核(じかく)ができます。肛門という場所は、足から来る血液と腸から来る血液の合流がおこるポイント。高速道路の合流と同様、2車線が1車線になることでどうしても渋滞がおこりやすくなるのだそうです。

 

便秘や下痢だと直腸に血液がたくさん集まることになり、合流渋滞もおこりやすく、さらにうっ血しやすくなるのです。指の腹を使って優しくもみほぐすことで、血液がうっ血している場所をほぐし、血行を改善することが大切です。

 

 

肛門周辺のトラブル改善法は?

 
●肛門周辺のトラブルを未然に防ぐ工夫は?
硬い紙は使わないようにしましょう。できるだけ良質のトイレットペーパーを使って紙による刺激を少なくしましょう!

 

●入浴時に肛門の周囲を指先でマッサージしよう
指先でオシリの周りを円を描くようにマッサージ。痔核のある人は、指先で優しくつまんで揉めば、症状が改善する。

 

●「座浴」でオシリ全体の血液の循環がよくなる
大きめのタライに適温の湯を張り、1日に数回、オシリ全体を温める。肛門だけを温めるより大きな効果が得られる

 

●オシリ洗浄機を使って肛門を優しく刺激する
オシリの洗浄機の水温を温かめに設定。水圧は弱くする。1日に数回肛門周辺を優しく刺激すると痔の改善に効果的

 

 

快便は健康状態の目安!

 

快便のためには運動面、栄養面、ストレスなど生活全般にわたっての細心の注意が必要。

 

快便がつづくのは全身の健康状態がいい証拠。痔などのオシリのトラブルも避けられます。快便はあなたの心身の健康状態の最も身近な目安。「スッキリ爽快」で、毎日気分よくすごしましょう。